遺跡馬鹿  台中と台北周辺は古跡だらけ


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林安泰古暦民俗文物館と四四南村と鶯歌




台北は故宮と夜市以外にも興味深い観光地がたくさんあるので紹介します。
写真は四四南村と最新建築の101ビルです。
いろんな時代のものを同時に体験できるのが台北の面白さだと思います。




★林安泰古暦民俗文物館



MRT圓山駅から15分ほどトボトボと歩いてようやく到着です。
いきなり風水のために造ったコンクリート製の山が出迎えてくれました。





林氏は海運業などで財を成した人物で、出身は福建省だそうです。
風水に沿った立派なお屋敷が区画整理で取り壊しになりそうだったのですが、今の場所に家屋を移転させ、現在無料で開放しています。
閩南式の赤レンガを使用した壁や彫刻などが特徴です。





入場無料で、無料のパンフレットまで受付においてあります。
感謝感謝!
さっそく山に登り、邸宅を上から鑑賞します。





このコンクリート製の山の名前は、『顧渚茗山』といいます。
説明を読んでみると、風水や水墨画の風景を意識して造形したそうです。
石に刻まれた波のような線、トンネルなど遊び心にあふれています。





通路の仕切りにも独特の工夫がされています。





窓枠の形も面白いですが、ここでは白い壁と緑の竹の色を楽しんで欲しいそうです。





透かしをほどこした塀が美しいです。





この丸い形を月に見立てて、『月亮門儿(月光の門)』と呼びます。
中国庭園ではよく見かけます。
手前の「蝶」も素晴らしいですね。





波打つように塀の高さを変えているのも南方式なのだそうです。





このお屋敷は中庭に池があり、あずまやが建っていました。





あずまやから見た風景。
良い風景です。
ここが自分の家だったら、まったりお茶とかしたいです。
また、ここは松山飛行場に近いため、轟音で降りてくる旅客機を見ることができるので、飛行機好きの私にはピッタリの場所です。





可愛らしい橋もあります。





炊事場です。
お金持ちの炊事場ですが、やはり昔ながらの「かまど」を使っているんですね。





林安泰古暦民俗文物館の隣には、新生建国抽水站があります。
台風や大雨の際、川が増水して内水が排出されないとき、ポンプで堤防の外へ排出するための施設だそうです。






★四四南村



もともとここには日本陸軍の倉庫があったそうです。
大陸から避難してきた中華民国国軍とその家族がここに住み着きました。
そういう村を「眷村(けんそん)」と呼びます。
ここには「四十四兵工廠」の家族が住んだので、『四四南村』と呼ばれるようになったそうです。





家と家の間はこんな路地になっています。





建物は改装されて喫茶店になっていたり、資料館になったりしています。





「眷村展示館」です。





展示品はここに住み始めた一代目、二代目の生活用品が展示されていました。






★鶯歌(インゴー)



陶器の街と呼ばれる鶯歌(インゴー)です。
鶯歌老街などがありますが、印象としては問屋街みたいなところでした。
駅から中心部まで少し離れています。





米を入れる壺が並んでいます。
珍しい焼き物が多いので、見て歩くだけでも楽しいです。





ここは植木鉢が多かったです。
植木も素敵な鉢にするだけでオシャレ度がアップしますね。





急須です。
こういった店先のワゴンセール品は安いです。





昔のたたずまいを残すビルです。






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