遺跡馬鹿 台中と台北周辺は古跡だらけ |
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五峰林家公堡堤公園 『霧峰林家』は大富豪で、この霧峰に大きな屋敷を建てました。 しかし1999年9月21日の大地震で家屋の多くは倒壊してしまいましたが、再建し、今は観光客に邸宅を開放しています。 朝一番に「921地震教育園区」を見学し、台中に戻るバス(50番)に乗ります。 「雲峰郵局(明台高中)」で下車し、徒歩でこの公園へやってきました。 入場時間や料金は公式サイトを確認してください。 入口です。 門を守る神様が描かれています。 最初の中庭です。 中華の建物は門をくぐると中庭。 また門をくぐると中庭。 …というような造りになっているところが多いです。 建物の間に造られた通り。 喫茶の入り口です。 テーブル席に座ってコーヒーを飲みました。 この日は日曜日でしたが早い時間なのでお客さんがいませんでした。 いくつかの建物では当時の家具なども展示されています。 中華ドラマに登場する、椅子になったりベッドになったりする、”床榻(しょうとう)"がありました。 こちらは天蓋付きの床榻です。 赤い布団なので、新婚さんが使っているようです。 角材のような ”枕”! 中華ドラマでおなじみの ”デカ枕” は実在したんですね。 どう考えても寝違えそうなのですが…当時の人は大丈夫だったんでしょうか。 鰲魚(ごうぎょ)です。 頭は竜で、体は魚です。 しゃちほこのように火伏せのチカラを持っている神様だそうです。 古い建物でちょくちょく彫刻を見かけます。 カッコイイ神獣です。 立派な舞台です。 建物がぐるっと囲んでいて、二階は観客席になっています。 天蓋も美しいです。 桃の目のライオン「チフ」 片足だけを残して自分自身を飲み込んでしまったケモノです。 桃の形をした目、蓮の花のような舌は富と幸福をもたらすそうです。 客間ですね。 奥の椅子に一番偉い人、たとえば長老や主人が座るんでしょうね。 舞台の横には丸い穴が開けられています。 舞台の裏側は役者さんの準備室になっていました。 着物や小道具、簡易ベッドなどが置いてありました。 近くの「明台高級中学」の敷地内に「萊園庭園」があります。 ここも見学できます。 学校の門番さんに見学に来たことを伝えて敷地内に入ります。 特徴のある門をくぐります。 水を引き込んだ池があり、そこに優雅なあずまやが建っています。 二階建ての建物には入ることができません。 窓をのぞくと優美な家具や壺が見えました。 螺鈿細工の床榻とは…さすが大金持ちです。 明台高級中学の敷地内には林氏一族に関する品々を展示した博物館があります。 門を入ってすぐのところです。 入場料を取られます。そしてカメラ撮影禁止でした。 林家に興味のある方は訪問してみると良いと思います。 学校を見下ろす場所に林家のお墓があったので行ってみました。 大きくて、象がお墓を守っていました。 ここから自分たちが創立した学校を見守っているんですね。 ★雲峰区長青学苑のガジュマル 『萊園庭園』からバス停「霧峰郵局」まで戻ろうと大同路を歩いていたところ、古い建物を発見。 ちょっと覗いてみたところ…。 中庭に大きなガジュマルの木がドドンと生えていました。 10mを越える巨木がそそり立ち、気根が降り注ぐような感じでたれていました。 木のプレートを読むと、 「台中市受保護樹木」 正榕(ガジュマル) 樹高:11.4m、胴回り:2.89m 私が見ている間、数人の観光客が訪れていたので地元では有名みたいです。 この建物は公民館みたいな役割をしているようです。 それにしてもこんな場所にひっそりとガジュマルの巨木があるって、さすが南国だなぁと思いました。 沖縄にはキジムナーという神様がガジュマルに宿っていると考えられているそうですが、台湾にもそんな話があるのでしょうか。 |