遺跡馬鹿  安陽と北京は遺跡だらけ:安陽博物館


■安陽・北京は遺跡だらけ
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安陽博物館


安陽には殷墟という古い遺跡があり、甲骨文字という漢字の起源となる遺物があり、羑里城遺址という易経発祥の地があり、曹操という三国志の大物の墓もある。
この「安陽市」にどうして歴史の楔がいくつも刺さっているのか?
俄然、「安陽」という土地に興味が沸いたので、安陽博物館へ行ってみました。


  
正面です。独特な形をしています。
コーヒーを頼んだら、カワイイ甲骨文字が印刷されていました。
オミヤゲも充実していて、最近の若者は博物館でグッズを買うのが好きだというニュースを思い出しました。
個性的なアイテムは記念にもなるし、お守りみたいな感覚も生まれます。


 
オミヤゲコーナーに手描きのポップがあったので紹介します。
冷蔵庫マグネットは本当に大人気なんですね。
甲骨文字風?の文言が書いてあるので調べてみました。
向かって右側の上から4文字は「洹水安陽」と読みます。
洹水とは安陽を流れる川で、「安陽の母なる川」と呼ばれているそうです。
残念ながら下方の文字は分かりませんでした。(マグネットがちょっとジャマでした)
ビックリなアイテムが!!博物館をクッションカバーにしていました!
博物館愛が凄すぎる!ヾ(´∀`*)ノ


  
館内に入って最初に目に飛び込んでくるのが巨大吹き抜けホールと何かの木製展示物です。
共産主義っぽいデザインみたいですが、ちょっとよく分かりませんでした。
旧石器時代の漳洹人(しょうかんじん)の頭の骨です。
布を頭に詰め込んだ展示にちょっとビックリしました。
商(殷)では玉の加工も盛んにおこなわれていました。
これは玉の「蚕」です。


  
■玉琮:商時代です。角が鋭く、円はゆるやかに作られています。美しいです。
■淡黄釉原始瓷罐(たんおうゆう げんしじかん):商(殷)
青銅器ばかりが注目されますが、焼き物も美しいです。
■五銖銭罐:漢代
この壺があれば一生お金には困らないかも!
どうやって張り付けてあるのか分かりませんが、これを欲しがらない人はいないでしょうね。
金運アップ間違いなしの一品だと思いました。


  
■彩絵陶伎楽俑(さいかいとうぎがくよう):隋代
大勢の前で「かっぽれ」を踊っているように見えます。
■ずらりと並んだ北朝陶俑です。
3枚目の写真の陶俑がすごく目立っていたので写真に撮りました。
この整列した人形たちの中心に、このおじさんがいるので、きっと地位も高いんだろうなと思いました。


 
景仁堂の琺瑯祭器です
美しいです。
茶碗の方はデータをチェックするのを忘れてしまい、名前も分かりません。
私の好みの形です。深い青の色が魅力的です。


 
安陽は秦の時代にはシルクロードの経由地として大いに栄えました。
漢魏時代に高昌国(トルファン)に役所を置いたことにより更に人の行き気が盛んになり、安陽にもその証拠が残っています。



石棺床です。
北朝・隋時代の葬具です。
棺の床や壁面に見事な彫刻を施し、華やかな棺で死者を葬りました。

■囲屏棺床(いへいかんしょう):隋(581年~618年)
「麴慶墓(きくけいぼ)」で出土した「貼金彩絵漢白玉囲屏石棺床」です。
2020年に発掘されたばかりです。
墓主は「麴慶(きくけい)」という名前で、高昌国(現在のトルファン周辺)の王室の末裔です。
しかし北魏の洛陽生まれで、亡くなったのは隋時代の安陽でした。
この囲屏棺床の特徴は高級石材である漢白玉(白大理石)で作られており、鮮やかな彩色や豪華な金箔が残っていることです。
2枚目の写真は台座の前方に彫刻された、ゾロアスター教のシンボルである「聖火壇(火壇)」です。
まさか安陽でゾロアスター教のシンボルと会えるとは!
そして美しい顔立ちの神王様。
こういう華やかな棺床の埋葬者がシルクロードの王室の末裔と聞くと、ロマンチックな気持ちになります。


外に出たら土砂降りの雨です。
目の前のタワマン軍団がすごいですが、だんだん見慣れてくるものです。
それにしても敷地を出るまで、かなりの距離を歩くことになりそうです…。




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