陰鉄
陰鉄ぐるぐる

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随便が謎すぎる


「随便」とは雲夢江氏の前当主 江楓眠 が魏無羨に与えた剣。
剣身に文字が刻まれているのが気になったので調べてみました。
素人がドラマにハマって作った考察なので、ほとんど根拠ないです。←(ここ重要)



「一般的な剣の名称」



「随便-見た目の謎」

見た目は枯れ木のようで若い魏無羨には不釣り合いに感じました
私は亡母である蔵色散人の遺品なのではないかと推測しています。


・鞘が木製で、形も細く軽量化されている。
・剣も細身で、持ち手も鞘と同じ材質で作られていている。
・鍔がないので軽い。
(鍔がないと切った血で自分の手が刃の方へ滑ってしまうそうです。)

見た目からして剣には見えないので、時代劇でおなじみ「座頭市」の仕込み杖などを連想する人もいると思います。



「随便-3つの謎」


「その①:鞘(さや)に描かれた随便の文字について」


随便


文字をアップしてみました。

出典:偏類六書通
提供:ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター

随便の「随」字ですが、わざと並びを変えてあります。
なぜこんなことになっているのでしょうか?




「その②:文字を刻んだ剣の向きが上下逆」

随便と宋嵐の「拂雪」を比べれば一目瞭然。

通常は柄を下に、剣尖を上にして文字を刻みます。
剣を眺める場合はそれが普通です。
どうして逆にしたんでしょうね…。


随便と拂雪



「その③:列の順番が違う」

随便と縦書き

随便の剣は2列に文字が刻んであります。
通常は右列を読んでから左列へ移りますが、随便は左列から読み、右列で終わる文面になっています。
なぜ分かるかというと、右の最後の四文字は結びとして良く登場する文字だからです。





この随便の文には元ネタがあります。

このカク叔旅鐘の正面左下に文字があります。
鐘の名前は文字化けするため画像で貼ります。
↓↓↓↓↓↓↓↓


注1)随便の文字と完全一致ではありません。
注2)文字は薄く、鐘の位置も低いので確認しにくいです。同じ空間にいることで満足してください。





なんとなく、分かった気になってきたぞ!


「…というわけで、文字を読んでみよう!ヾ(´∀`*)ノ 」

漢字だけ並べても寂しいので、適当に根拠のない読みを振ってみました。(←ここは特に重要)
今の漢字と似ている字もあります。
「鐘」、「御」などは普通に読めてしまいますが、今から2千年以上前の漢字なのですよね。

随便と文字
随便と文字



大変な苦労をして文字を調べてみましたが、陳情令とあまり関係のない文面で、ちょっと残念でした。
ただ鐘と言えば、夷陵の山をさまよっていた江澄が聞いた鐘の音を思い出すので、まったく関係がないとも言い切れません。
あの鐘の音が編鐘かどうかも微妙ですが、温寧が叩いていたのかなぁと想像するのは楽しいです。

編鐘の音ですが、同じ鐘で違う場所を叩いた絵を例として挙げましたが、この鐘は同じところから七鐘(しょう)発掘されているので、「ホウホウ」「ハクハク」はそれぞれ別の鐘で叩いた音かもしれません。

私訳:
和鐘を作法にのっとり正しく祭ること。
ホウホウ・ハクハクと鐘を鳴らし、考恵(ご先祖)を供養し、この鐘を永く宝として用い、大切にせよ。



「蔵書印ツールコレクション」 ←大変お世話になりました。
AIなんて自分には関係ないと思っていましたが、古漢字の検索に関してはすごく便利でした。
このサイトのおかげで甲骨文字まで調べることができました。
・蔵書印ツールコレクション




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