遺跡馬鹿  紹興・南京は古跡だらけ:観光地・博物館②(総統府、南京猿人洞、南京博物院)


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南京の観光地・博物館②


総統府、南京猿人洞、南京博物院


移動は地下鉄が便利ですが、街中に立つ巨大なタワマン群を見るなら市バスがオススメです。
しかし市バスの注意点といえば、停留所と停留所の間がものすごく離れているとか、日本のように停留所の向かい側に逆方向の停留所がなく、かなりずれた場所に停留所があることもあります。
しかし運賃は安いのでチャレンジしてみてください。




総統府



総統府の入場は平日だったせいか思ったほど並びませんでした。
中では飲み物等は販売されていません。
チケットに印刷されていた船みたいなのはコレです。





総統府の目当ては「緞通(だんつう)」です。
日本でいう絨毯ですね。
総統府なら一級品の緞通を見られるかなと思ってワクワクでした。
…が、この部屋の緞通は半分に切られていました。
どうみても床が傷つかないように置いたものですね。
それでもちょっと古そうな緞通に会えるのは嬉しいです。






会議室です。
床の照りがスゴイ!





賓客用の応接室みたいです。
マネキンが置いてありました。
中央は白い緞通。
脇は赤の緞通です。
白の緞通はキレイですが、お茶をこぼしたら…と思うと緊張しますね。
まぁ呼ばれる身分でもないので、いらぬ心配ですが。






緞通の特徴である、端の糸が出ているところです。








総統会客室です。
蒋介石が海外の賓客と会見したそうです。

赤と白。床一面に敷いてあります。
古い物でないのが残念です。






局長クラスの執務室です。
ここの緞通は美麗で、とても見ごたえがありました。





総統執務室です。
あやしげな緞通が机の下に敷いてあります。





総統府には「洪秀全と天朝宮殿歴史文物陳列」という太平天国についての展示があります。
この一室は「金龍殿」と呼ばれ、ここが天王府の中心でした。
扁額には「太平一統」の四文字。
これらは洪秀全自らが設計したそうです。
この玉座みたいなモノは「天王宝座」と呼び、天王洪秀全が群臣と招見した場所です。





この天王宝座の真上には故宮のような大玉が吊るされていました。






南京猿人洞



今回は遺跡見学は無理かな…と思いつつ、南京の地下鉄路線図を眺めていたら、信じられない駅名を発見!

「南京猿人洞」だと!?

新しくできた駅らしく情報も多くなかったのですが行ってみました。
地下鉄で楽々到着!





地下鉄駅から20分ほど歩いて到着!
ちゃんと営業している!





なんかオブジェ?
謎オブジェ!
この地区は温泉が出るそうなので、それっぽい何か?






チケット売り場の近くに、超素敵な看板が!
赤い顔した髭ズラのおっさんとコーヒー飲みたい!!
絵も文字も素敵な看板です♪





なんと可愛い喫茶店が!
洞窟見学の後に立ち寄りました。
トイレはこの店の裏手です。





「何か食べるモノと飲むモノをください」
出てきたのはオシャレなケーキとコーヒーです。
良心的な価格と味も美味。
中国のケーキ類はあまりハズレがないですね。





チケット売り場です。
遠くからも一目で分かるようにしてあるんでしょうね。





いりぐち。
この洞窟は「ひょうたん洞」とも呼ばれています。
上下に空洞があるからです。





いきなり動物の骨。
きれいに並べなおしている。





この洞窟で発掘された動物です。
マンモス、毛サイ、ほらあな熊…。
大部分は北方の動物たちです。
案内板には、5目13科16属17種が見つかったとありました。





いよいよ「猿人」の骨と対面です。
「猿人」となっていますが、日本だと「原人」になるそうです。
女性です。

これは複製品で、本物は「南京博物館」に展示されているそうです。





顔の半分は失われています。
今から60万年前、彼女はここでどんな最後を迎えたのでしょうか。
複製画を見ると、今の人とあまり変わらないですね。
眉のあたりと鼻が高いです。







洞内には写真を撮るサービスもあります。
洞窟を背景に記念写真も楽しそうです。





意外と広いです。
外の暑さを忘れます。





鍾乳石や池など、見ごたえもありました。





「ひょうたん洞」と呼ばれる理由が分かる場所です。
洞内が上下に分かれていて、ここから見ると奥が深くてちょっと怖いです。





外へ出るにはオミヤゲのフロアを通過しなければなりません。
石とか人形とか化石とか、興味のある人にはたまらないでしょう。
化石はちょっと欲しかったかな。





南京博物院



予約について。
日本人は予約が難しいので、現地で入場券を受け取ることになります。(入場無料)

行列を無視し、いきなり建物の中に入ることもできますが、私はとりあえず列に並び、建物の中に入るまで大人しくしていました。
なるべく列の右側に立つと良いです。






建物に入ったら、すぐに列を離れ、右手の服務台に移動しパスポートを提出。
(人がいる窓口なのですぐ分かります)
チケットを渡されたら、荷物検査待ちの中国人のところへ戻り、列に入れてもらう。
その際には「不好意思ブハオイース(すみません)」と言えるとグッド♪
荷物検査をして中に入る。

大きな荷物をあずける場所は服務員さんに聞くのが早いです。
カバンを指さし「寄存ヂーツン(あずける)」といえば、分かってもらえると思う。
無料で預かってもらえます。
名札みたいな引換証を渡されるのでなくさないように!





建物に萌えます。
これはどうみても新石器時代の琮(そう)をアレンジした建築ですよね…。







南京博物院に収蔵されている国宝級のお宝は数あれど、この金獣は中国全土から出土した金製品の中で一番重いのだそうです。
9100グラム。
うむ、確かにスゴイです。





金も良いけれど、青銅製の獣も可愛いです。
春秋戦国時代の金銀縁松石象嵌雲文獣尊。
見た印象としてはカバっぽいですが…サイかな?
口から水を吐く仕事をしているようです。





金縷玉衣(きんるぎょくい)。
死体に着せるヤツですね。





東漢時代の牛燈です。
顔が可愛い。
体もムッチリしていて好みです。





大報恩寺塔の瑠璃拱門(きょうもん)です。
塔の入り口にはめ込んで飾りとして使うものです。
壊れやすいので、まず3個作り、1個は塔に使い、残り2個は将来の修復を考えて、予備として埋めておいたそうです。
塔には拱門がたくさんあるので、3個を1組とし、何組も作ったそうです。





各フロアでは展示しきれない物を小部屋に並べてあったりします。
見どころは中央に置かれた焼き物2個です。
ちょっと目立つ配置は「この子たちの可愛さを見て!」というメッセージを感じます。





ここにも目立つ場所に3個の容器がありました。
真ん中の徳利みたいな入れ物が個人的に好きです。





ここには青磁のフタが置いてありました。
フタだけなので展示するには足りないけれど、美しさは一番!という声が聞こえてきそうです。





日本語だと「豚便所」です。
中国語だと「猪厠」と書きます。
エコロジーなトイレですね。
ちょっと豚が大きいです。





オミヤゲ売り場です。
豚ちゃんのぬいぐるみですが…、こんな可愛い展示品あったかな?






ちょっとめずらしいひょうたんのぬいぐるみ。
左は魚の瓶を模したぬいぐるみみたいです。







地下には、「民国風情展」というアトラクションがあります。
映画のセットに入り込んだような楽しさです。
小物の販売もしています。





迷路のようになっていて、彷徨うのも楽しいです。





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