遺跡馬鹿 紹興・南京は古跡だらけ:仏舎利を求めて |
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仏舎利を求めて 大報恩寺遺地博物館 (仏舎利が出土した地) 太平天国の乱で破壊しつくされた大報恩寺の発掘調査で、仏陀の頭頂骨が数々の美麗な宝物と一緒にみつかりました。 大報恩寺があったこの地は名前を変えながらずっと仏教寺院が建っていた場所でもあります。 現在は遺跡も整備され、見学できるようになりました。 またこの大報恩寺の敷地だったところ(今の建初寺の三蔵殿)から玄奘三蔵法師の遺骨も発見されたため、特に重要地として見直されています。 出土した仏舎利は牛首山に奉安され、この大報恩寺では一緒に出土した感応舎利や宝物品が展示されています。 これらの遺物は2008年に発掘されました。 ![]() 「大報恩寺遺地博物館」に到着です。 切符売り場はこの先です。 ![]() 石碑の前で記念撮影です。 ![]() まずは遺跡見学からです。 宋時代の遺構を観ることができます。 これらは排水設備だそうです。 ![]() 仏陀と玄奘三蔵が同じ敷地から「遺骨」が出土した ”縁” を表現しているそうです。 二人が生きていた時代は1000年ほど違います。 玄奘三蔵は最初に西安で埋葬されていたことを考えると、この地で二人の遺骨が見つかるというのはスゴイことです。 時を越えて向かい合う二人という演出はロマンチックだなと思いました。 ![]() 仏陀の遺骨が納められていた石棺です。 ![]() 入れ物:その1 ![]() 入れ物:その2 ![]() 入れ物:その3 ![]() 入れ物:その4 ![]() 仏舎利が入っていた金の箱です。 ![]() 阿育王塔(アショカ王塔)です。 この中に仏舎利などが納められていました。 この塔は日本で展示されたこともあります。 高さ119cm!大きいです。 ![]() 再建された大報恩寺塔です。 エレベーターで簡単に登ることができます。 夜はライトアップされるみたいです。 ![]() 塔の内部に宝塔が飾られています。 牛首山 大報恩寺跡から出土した仏舎利はこちらに移され、奉安されることになりました。 釈迦牟尼仏頭頂正体舎利です。 仏舎利の力というか、中国での仏教復活を実感させられる場所です。 入場チケットは現地で簡単に買えます。 ![]() 牛首山のゆるキャラくんです。 チケット売り場の近くに立ってます。 ![]() 私の場合、地下鉄に乗り、市バスに乗り換えて到着したので、来るだけで疲れてました。 そのためミニバスに乗って上へ移動することにしました。 歩くと1時間くらい上り坂になるみたいなので、歩きに自信のない人はこのバスに乗った方が良いと思います。 料金も安いです。 帰りもバスを使いました。 広大な敷地を見て回る元気はありませんでした。 ![]() ミニバスでかなり登りました。 でもまだ仏舎利は上にあります。 塔の根本あたりまで行く必要があります。 でも安心してください! そのためのエスカレーターが用意されています。 でも結構歩きますよ~。 ![]() 佛頂宮に到着しました。 40億元を投じた、ものすごい建物! 外はシンプルですが、内部がすごいです。 ![]() 黄色いザルのような建物の周囲は廊下になっています。 まるでヨーロッパの王宮のような華やかさに圧倒されます。 ![]() 台座が回る涅槃仏像です。 音楽もすごかったです。 ![]() 舎利大宮殿です。 日本のお寺に親しんだ目にはまぶしい! 贅の極みに感じますが、こういうのも好きです。 ![]() 塔の内部の宝珠です。 最初はこの宝珠の中に仏舎利があるのかと思ったのですが、別の部屋にありました。 ![]() 「舎利藏宮」という場所にあるのですが、私も偶然たどり着いたので、どうやって行くか説明できません。 たまたま年に数回の御開帳に居合わせたようです。 実物を拝見できて大変嬉しかったです。 写真は寺が用意したもので私が撮ったわけではありません。 実物はもっと小さく遠いので、双眼鏡があってもよく見えませんでした。 ![]() 二階のテラスから塔を見てみます。 本当に美しい場所です。 ![]() 見学終えて、施設の外に出る前に、延々と続く土産物屋の通路を歩くことになります。 |