| 遊戯王の謎−イシズが語る3000年にわたる戦い | |
|
|
セトからファラオに送られた超重量級のラヴレター「葬祭殿の石版」 ここでは、「第52話」のセリフを紹介を参照しながら石版の謎に迫りたいと思います。 |
「空港で」
イシズ:我々は何としても終止符をうたねばならないのです。争いの歴史に。 役人:はっ? イシズ:失礼。これは今エジプトのクル・エルナのあたりではやっているジョークです。 ★ アニメに「クル・エルナ」村の名前が初めて登場するのがこのシーンです。 外務省の役人がイシズ姉さんの美貌を聞きつけ、わざわざ迎えにくるというアニメオリジナルの設定がちょっと笑えました。 |
「イシズ姉さんテレビ出演]
イシズ:そうですね、今回は特別展示として古代エジプト第18王朝の王の葬祭殿に残されていた壁画の一部を持ってまいりました。 この壁画が海外で展示されるのは、はじめてのことです。 ★ イシズ姉さんの仕事がエジプト考古局の最高責任者であることが判明したシーン。 後に弟マリクの証言により神のカードを使いこなせるということも就任できた理由のひとつだということがわかる。 ★ 「石版」の所在が明らかになった重要なシーン。これにより遊戯王の古代編の時代が『新王国時代の18王朝』ということが明らかになり、史実と創作が絡み合った作品となった。 |
「童実野美術館にて」
(注)エジプト考古局について
マリエットが局長に就任してから代々局長はフランス人が就任するという慣例になっていましたが、1952年からようやくエジプト人による局長が誕生しました。 マリエットという人物はその生涯をエジプトに捧げたと言ってもけっして過言ではなく、晩年こんな言葉を残しています。
晩年の彼はめぐまれず、不遇であったそうです。 フランスの貴族が彼についてこんな描写を残しています。
ハァ……、ステキ。。カッチョイイ!! 1881年カイロの地で永眠。合掌。。。 引用:ナイルの略奪者−墓盗人とエジプト考古学(詳細は参考文献) 追記:このマリエットはオペラ「アイーダ」の原作者です。 |
「カードの起源」
ペガサス・J・クロフォード、ご存知のように彼はデュエル・モンスターズをつくりだしたデザイナー。 かつて彼がエジプトの地を訪れたことによってデュエル・モンスターズを生みだしたとしたらどうです。最もこの事実はあまり知られていませんが。 …第18王朝の王の葬祭殿に残されてた壁画の一部を見せながら… ペガサスはこの壁画を元にデュエル・モンスターズを生みだしたのです。 ★かつて人間はモンスター、魔物とともに生きたという説があります。 古代エジプトの人々は世のすべての災い、争い、苦しみは魔物によってもたらされると考えていたのです。 そして王に使える魔術師たちが災いを防ぐために魔物を偶像化し、石板に封じ込めることで平和が保たれていたのです。 しかし魔物を封じ込めた石版は邪悪な力を蓄積してゆき、やがて王に背いた神官たちが魔術師たちをあやつり、石板に秘められた邪悪な力を利用し、争いを始めたのです。 ★ペガサスと石板…。そして生み出されたデュエルモンスターズが持つ神秘なチカラ。 イシズさんの話から、デュエルモンスターズのカードは単なるイラストカードではなく、魔物を宿す”よりしろ”であることが判明する。 |
「王と神官の闘い」
王と争っているのは若き神官です。 彼の上に描かれているのはまぎれもなくブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン。 黒き魔術師を操る若き王。対立する白き幻獣使いの神官。 この壁画は古代より伝わるデュエリストたちの戦いの刻印。 王と神官の戦いの記述の上には千年パズルと6つのアイテムが描かれています。 この7つすべてが集まったとき想像を絶する力があらわれるという伝説がありますが、その謎は未だほとんど解明されていません。 いずれにせよ、今重要なのはあくまでこの王と神官の戦いの記述です。 そして今も戦いは繰り返されている。 ★イシズ姉さんが語る石版の意味…それは王と神官の闘いの宿命。 イシズ姉さんは海馬瀬人にこの石版を見せた目的は、ここに描かれている神官が瀬人の過去世であると知って欲しかったこと。 そして神のカードを揃える為の闘いの場を用意して欲しかったことなど、あれこれもくろんでいたが、オカルト話を嫌う社長から悪印象を持たれてしまう。 |
「3000年前のビジョン」
セト:大なる太陽神ラーの御名のもとにここに我らのしもべを召還するものなり 神官:国を滅ぼさんとする邪悪なる神官に天罰を!神よいずれにその天罰くだせしや 石版を見せただけでは、納得してくれない瀬人に過去のビジョンを見せることで、前世の因縁を思い出させようとしたイシズ姉さん。 だがショックが強すぎて、現世に戻った時、思わず四つん這いになってしまった社長。 |
「再び特別展示室」
しかしこの王の名はなにものかによって削りとられている。 この王に限っては墓や神殿にもその名が残されていない。 つまり古代エジプトの歴史上からこの王だけが完全に抹消されているのです。 3000年前の名も亡きファラオ…。 −−−デュエル中−−− セ ト:われこそは神なり イシズ:わたくしは思うのです。ここに描かれた王と神官の魂は再び相見える運命にあるのでは。3000年の時を隔てた今も……。 |
考察
この52話後、ペガサスがシャーディの導きにより地下神殿でこの石版と対面するシーンがあります。その石版の様子が、新王国時代によく見られる『偽扉』に似ていたので、この石版もそんな役目を持っている物だと思いました。 『偽扉』とは、死者の魂が来世と現世を往来するための出入り口と信じられ、墓や葬祭殿に備えられた扉です。 形だけのものであって開くわけではありません。 遺族が墓のこの扉の前に供物を捧げれば、死者のもとに届くものと考えられていました。 |