遊戯王の謎−単独コーナー編

ラヴポエム 『友への詩』 中文版を検証




中文版に出ている『友への詩』(通称:ラヴ・ポエム)をサクっと読んでみたいと思います。

日本語と中国語の翻訳の違いなんかが検証できたらいいなぁ〜と思いました。


第30巻−『遊戲246−好敵手給的牌 (ライバルがくれたカード)
第30巻−『遊闘264−託される一枚』

訳:遺跡馬鹿








■気になる翻訳

    中文の文字は日本で使う漢字に直して表記します。
    文字化けあると困るから…(^_^;)

原作では人間の身体となる言葉を
「屍(しかばね)」、「身」、「器(うつわ)」、「骸(むくろ)」
と4種類に分けています。
そのため、翻訳者もそれぞれ
「屍骸(死骸)」、「躯体(遺体)」、「身躯(からだ)」
と使い分けています。

翻訳者のやる気が出てますねぇ(^-^)。

ここの表現の見どころは、「沙」です。
原作では「器は『砂』となり…」で「砂」という字を使っているのですが、ここでは「サンズイ(水)が少ない」『沙』を使っています。

この漢字から、屍もすっかり水気が抜け、サラサラと風化しているイメージが頭に浮かびますね。
『法老』と書いて「FA LAO」と発音します。

これだけだと分かりにくいということで、「王」をつけたようです。
原作では、『闘いの詩(うた)を−友の詩(うた)を』という風に、「詩=うた」と読ませています。

中文版では「朋友之詞」とし、「詩」ではなく「詞」に変えてあります。

この違いはなんでしょうね…で、調べてみたのですが、「詞」の場合は「話し言葉や感情や思想が表現されたもの」となり、「詩」は一定の韻律などを有し、美的感動を凝縮して表現したもの。と言う風になるそうです。

翻訳者は『朋友』という言葉に注目し、闘いの詩は美麗句でも、友の詩はもっと心に届くモノだと思って、あえて「詞」を使ったのかもしれませんね。
このちょっとした気配りが読み手の理解を深めます。

「徘徊」…目的地が分からず、魂がうろついている感じですね(*^_^*)。
「魂の交差」では何故ダメなのか?というと、中国語の場合、「交差は復命する(動)」という意味になるからです。
中国語でも「徘徊」は日本語と同じ意味なので、この場合この語句を使うことは適切なのかどうか…という問題も出てきますね。

宿命という鎖につながれた王様と社長なら、この徘徊の地でも必ず出逢うことができるから、あえて十字路のような単語を挿入しなくてもいいやぁ〜と思ったのかも。)


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