遺跡馬鹿−スンバ島はドルメンだらけ



訪問した集落を紹介したいと思います。





◆ ワインガプ(Waingapu)

スンバ島の中心地。銀行や郵便局などもある。
ホテルMerlinのロビーにはスンバ島の巨石墓を写した写真が飾ってある。

 ▼港で見つけたアウトリガー(舷外浮材)と近郊を結ぶバス▼





◆ 東のワインガプを起点にして
    カワグ村 大きな2つの巨石墓があります。同じ敷地ですが、墓の規模は一目瞭然です。
    一番右手は墓の上に取り付けられた飾り板のアップです。

    ワトゥンバカ村中規模の巨石墓があります。



    レンデ村広々とした村の中央広場に巨石墓がドカドカと建ち並んでいます。
    墓の向きは同じで、ヘビと海亀が彫刻された蓋も芸術的で素晴らしいです。
    ムーミンに出てくるスナフキンの帽子のような家のてっぺんにも祖先と思える人頭が飾ってあります。

    パウ村村の北側に墓地があり、所狭しと巨石墓が建てられています。土に穴を開け、平たい石で蓋をしただけの墓も多かったです。

    プライリウ村「イカット」で有名ですが、ここにも巨石墓はあります。ここの巨石墓は四つ足でしっかり立っているタイプ。ここには村の王様がいて、人類学者や織物研究家が多く訪問しているようです。




◆ 西のワインガブバッを起点にして
    アナカラン・ガルバクル村スンバ島で一番大きな巨石墓。このお墓は地面に埋めるのではなく、巨石をくり抜き、その中に埋葬するタイプ。長さは5mはあり、彫刻された石像もとても細かく、芸術的に見て素晴らしいものです。 よほどの人物がこの村にいたのだと思いますが、今は小さな村で当時の栄光は感じられません。


    アナカラン・パスガ村平地にある村なのですが、下町の長屋のように家が細なが〜く建ち並び、向かい合う家々の中央広場にズラズラ〜と巨石墓が並んでいます。無造作に方向性もなく並ぶ巨石墓は500個ほどもあるそうです。蓋の上が平らなのを利用して、野菜を干したりするのを見ることが出来ます。



    アナカラン・タルン村意外とシンプルな形だが大きさがけっこうある巨石墓があります。いろいろレリーフが凝っています。女性をあらわすシンボルなどもあります。




◆ ワイカブバッ町
    西スンバの中心地。市場を中心に昔ながらの集落が点在しています。
    このあたりの男性は山刀をさし、まるで侍のようです。
    ホテルや銀行もあります。




    プ・ウナガ村ワイカブバッから少し車を走らせたところにある村。
    急な小道を上がって行くと、茅葺きの家がずら〜と並ぶ、西スンバ独自の集落形態の村があらわれます。
    多くの家は竹を主材料にして建てられ、敷地の隅には井戸が設置されています。
    感じとしてはタイ東北部の伝統家屋にも似ています。しかし集落の中央広場には小型の巨石墓が並び、そのたたずまいは圧巻です。






    タルン村ワイカブバッの市場に近い集落。
    友人の「ジュリアナ(中央青い服)」がいるので、訪問する人は私は元気だよと伝えて下さい(笑)。
    ジュリアナは独学で英語を学んだ努力家。まずは彼女からこの地域の話や習慣などを聞いておくと良いと思います。彼女曰く「英語を学んだのは、本当の私たちを知ってもらうため。ガイドはときどき間違ったことを言ったりする。私はそれが許せない。私が英語を勉強することにより、誤解をなくし、観光客と村人の橋渡しになりたい」。
    ちょっと感動してしまいました。
    中央にある枯れ木の写真は貴重ですよ(笑)
    昔、戦争で手に入れた生首をこの枝に刺してさらしていたそうです。恐いですね〜。





    タンブラル村タルン村の隣にある集落です。黄色いターバンのおじいさんがいい味だしていました。




    ワイタバール村、プライジング村など、これらの村も町の中心から歩いていける距離にあるので、是非、訪ねてみて下さい。



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