グレートジンバブエ遺跡−山の上編


あこがれの遺跡にやっと来ました!


    ついにグレートジンバブエに来ました。
    「未来への遺産」で存在を知ってから、ずいぶんと時間が経ってしまいました。
    遺跡内にキャンプ施設もあるので安く泊まることも出来ます。
    満天の星の下で遺跡を見ることが出来るので、遺跡好きにはたまらないです。


    【グレートジンバブエとは】
    13世紀頃、ショナ族によって作られたといわれる遺跡。
    花崗岩を積み上げて造られていて、ここからは鳥像が出土している。
    神聖なシンボルとして崇拝していたらしい。
    国章に鳥象とグレートジンバブエが描かれている!



    【行き方】
    ハラレから長距離バスに乗ってマシンゴまで行きます。
    そこからミニバスに乗り、遺跡方面へと続くT字路で降ります。
    周囲には売店がないのでマシンゴで食料品を買うと良いと思います。


    ホテルからタクシーに乗ってムバレ・バスターミナルへやってきました。
    ミニバスもあるようですが、タクシーで6ドルほどで運んでもらえるのでオススメです。
    運転手さんとはまたトヨタの話で盛り上がりました。
    バス停につくとその辺にいた兄さんが親切そうにバスまで案内してくれます。(写真の兄さんじゃないです)
    チップ目的ですが安全も兼ねて案内してもらうと良いでしょう。
    チップは1ドル払いました。
    乗ったバスです。
    車内にはテレビがあり漫才を流していました。
    途中でトイレ休憩があります。
    ぎゅうぎゅう詰めのミニバスに乗り、ようやく遺跡に到着です。 到着してからが長い!
    ずんずん歩いてやっとホテルの敷地内に到着です。
    ホテルの敷地には遺跡のシンボルである石の塔が立っていました。
    真ん中の小屋が案内所です。
    ここで遺跡のチケットが買えます。
    宿の予約は別の場所です。
    ここで行き方を聞きましょう。
    この辺から遺跡のある丘が見えてきます。
    キャンプサイトにはドミトリーもありますが遠いし、面倒なのでバンガロー(ロンダ)に2泊、宿泊することにしました。
    一泊15ドルでした。
    室内です。
    デカすぎるダブルベッドです。
    テーブルとイスも置いてあります。
    トイレとシャワールームです。
    紙がないことがあるので持参した方が良いかも。
    朝焼けです。
    ここからの景色は最高で赤く染まる遺跡を観ることができます。
    ロンダたちも赤く染まっています。

    出入り口に猿がやってきました。
    この後、遺跡でも猿を目撃しましたが、野生動物に慣れていないのでドキドキでした。
    天気も上々。
    まずは目の前にある丘の遺跡を目指します。
    チケットを買い、ゲートをくぐり、まっすぐ遺跡へ。
    朝1番に入場しましたが、なんと朝6時から開いているそうです。
    地図を確認。
    いよいよ遺跡です。
    遺跡内にある唯一の休憩所。
    瓶ジュースとスナック菓子、そしてミヤゲを売っていました。
    食べるものは期待しない方が良いです。

    いよいよ遺跡とご対面です。
    簡単な石積みが見えてきました。
    上へ上へと上っていきます。
    壁の上に猿発見!
    こっちをにらんでいます!
    「かかって来いやぁ!」って顔ですが、襲われたりはしませんでした。
    遺跡に到着です。
    まっすぐ行って内部に入るか、城壁を回った先の入り口から入るか選択します。
    丘の上にも立派な城壁があります。
    城壁は後に見学することにして、まずは遺跡の中へ入ることにします。
    踏み石が細い通路に吸い込まれるように続いています。
    頂上に出ました。
    小さな茅葺きの屋根が建っていました。
    すり鉢状に中央が凹んでいます。
    そこに炉のようなものが作られています。
    茅葺きで雨をしのいでいるようです。
    中には炉と座る場所のような物が。
    丘には王様が住んでいたそうですが、ここで火を囲みながら政治を行ったんでしょうか。
    炉の周囲には石の塔がありました。
    半分ほど崩されています。
    塔の反対側に回ってみました。
    こちらは石積みが良く残っています。
    城壁の内側には細い通路があったりします。
    どうしてこんな風になっているのか謎です。
    じっくりと城壁を観てみます。
    キレイに石が積み上がっています。
    意外と厚みはあります。
    城壁の厚みを利用して細い石版を建て、その横にまた石積みの塔を造っています。
    よほど石塔にこだわりがあるようです。
    石版は壁にささるナイフのようです。
    魔除けなのか結界なのか…。

    城壁の上に等間隔にならんでいます。
    とても面白いです。
    グレートジンバブエの遺跡は曲線が多いです。
    石積みでどうやって曲線を出しているかというと、こんな感じです。
    頂上を見学し終わったので、次は門を通ってさらに奥に入ってみます。
    出口はこんな風になっていました。
    こちらはすごく丁寧に造ってあります。
    これは門の中から外を見てみました。
    壁の厚さが分かります。
    太い石を並べて天井を造っています。
    他にも門がありましたが、だいたい見た目は同じです。
    遺跡は丘の巨石を上手く利用し、自由自在に石を積み上げています。
    写真は土台の巨石の曲線を生かして壁を作り上げています。
    迷路のように道を造り、人を迷わせます。
    一番奥の広場にある儀式の岩です。
    ここは少し鬱蒼としているというか湿気があるというか…他の場所と空気が違いました。
    遺跡上部の石組みです。
    遺跡で一番見晴らしが良い巨石に人が乗っています。
    私も乗りましたが、ここからだとグレートジンバブエ遺跡を一望できます。
    私も石の上から下に向かって写真を撮りましたが、円形遺跡が良く見えます。
    石の下に穴がたくさん開けられています。
    ちょっと気味が悪いです。
    丘の遺跡で唯一の洞窟です。
    意外と奥が深く、子供なら30人ほどは入れます。
    小学生たちが遠足に来ていました。
    みんな元気いっぱいで手を振ってくれたり、握手を求めてきたりと大騒ぎでした。

    丘の一角に石棒が刺さっている場所がありました。
    儀式の場所のようですが、はっきりとした用途は不明のようです。
    子供達と引率の先生たちが下山し始めました。
    遺跡の門を通って私も下山することにします。




    遺跡馬鹿−南アフリカ、ジンバブエは遺跡だらけに戻る

    遺跡馬鹿トップに戻る