トンネル博物館とButmir遺跡 (サラエボ)


内戦を語り継ぐ博物館


    サラエボの街がセルビア軍に包囲された際、地下トンネルを掘って物資や手紙を送り届けていたそうです。
    博物館では当時作られたトンネルをそのまま保存し博物館として公開しています。
    当時の生々しい状況を感じることが出来ます。

    Butmir遺跡はトンネル博物館の裏手になります。
    今は埋め戻されていて何もありません。
    国立博物館が閉鎖しているためButmir遺跡の遺物を見るには「ブルサ・ベジスタン歴史博物館」だけが頼りです。


    【行き方】
    3番のトラムに乗って終点まで行きます。
    そこはバスターミナルになっていて、そこで32番のバスに乗り換え終点まで行きます。
    終点から博物館まで歩いて10分ほどです。バスの本数は多いです。

    トンネル博物館です。
    普通の民家に見えますが、この地下にトンネルが掘られています。
    2階も見学できるらしいです。私は気が付かず見学しませんでした(´;ω;`)
    トンネルを上から覗いています。
    トンネル内に入りました。
    こんな注意書きが貼ってありました。
    意味は…分かりません。
    トンネルの中はこんな感じです。
    見学できる部分は少しだけで、先の角を曲がったところで地上に出ることになります。
    入館すると最初にビデオを見るのですが、その部屋の片隅に当時使われた道具が展示されていました。
    こういった道具でひたすら人間の手だけでトンネルを掘ったと思うと、意思の強さに胸が熱くなりました。
    トンネル出口です。建物の裏手になります。
    トンネル博物館へ行く途中に出会ったニャンコです。
    顔がキリッとしています。
    3番トラムです。
    このトラムに乗ると旧市街へ行けます。
    なんだかデパートの屋上にあった子供用電車みたいで、とっても可愛いです。
    3番トラムの終点はバスターミナルになっていて市場やレストランがたくさんありました。
    お昼をここで食べてみました。
    (料理の写真は「たれました」のページで紹介)
    市内に戻り、バシチャルシアにある「ブルサ・ベジスタン歴史博物館」へ向かいました。
    ここにButmir遺跡の遺物が展示されていました。
    数は多くないですが、ボスニア・ヘルツェゴビナ最古の後期石器時代遺跡なので、興味深いです。紀元前5500年から紀元前4500年ころのモノです。
    これは土器です。
    黒く表面がキレイに磨かれています。
    印象的な顔です。
    土偶です。
    これも黒く磨かれていて、そして壊れています。
    願掛けする時に割られた可能性があります。
    これも人間をかたどった土偶の頭部です。
    あまり輪郭がハッキリしていません。
    Butmir遺跡です。すっかり埋め戻されています。




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