Szamarko (ロバ石) Donkey Stone


バラトン湖近くに残る不思議な石


    幼いイエス・キリストが両親と一緒にロバに乗っていた時、この石を踏んでいったという伝説が残っています。
    その証拠に石にロバの蹄の跡が残っていると言われています。
    イスラエルのイエスがどうしてハンガリーに来たことになっているの?と、不思議に思いましたが、今も語り継がれています。
    もともとハンガリーはケルト民が住んでいて、ここで生贄の儀式をしたとか、不妊治療の儀式が行われたとか、今も不思議な伝説が残っています。


    【行き方】
    ブダペストの南駅から電車が出ています。
    ブダペストからザグレブへ行く人は1枚の切符で途中下車して立ち寄ることができます。
    駅から遺跡まで歩いて30分ほどです。
    バラトン湖へは40分ほど歩くと思います。

    早朝の列車で出発です。
    各駅停車…地元の人に囲まれて出発!!
    たまたま遺跡の場所を聞いたおばちゃんが遺跡の前を通るというので案内してもらいました。
    といっても言葉は通じないのですが、なんとかなるものです。
    無事に遺跡に到着!おばちゃんありがとう!!
    この石を見るために途中下車しました。
    ただの石に見えますが、やっぱりただの石です。
    キリストの伝説も気になりますが、私はケルト人がここで「生贄の儀式をした」ということにロマンを感じました。
    石は大きな固まりです。
    周囲より少し低いところにあり、石の大きさ、色がすごく違和感を感じます。
    運んだ物かと思ったのですが、そうじゃないみたいです。
    この穴がロバの足跡でしょうか…。
    これは2個目の石です。
    真ん中が窪んでいます。
    2個目の石の近くに蓋のような石が置かれていました。
    私はこの石は墳墓としても使われていたのではないかと思いました。
    中央に深くえぐられた穴があります。
    この穴の蓋にピッタリ合うのがさっきの石です。
    石を観察すると小さな穴があいています。
    「カップマーク」と呼ぶには小さすぎますが、一応、報告。
    奥から石を眺めてみます。
    なかなか神々しいです。
    入口から石を眺めてみます。
    丘の中央がかなり深くえぐられているのが分かります。
    丘の外側へ回ってみました。
    高さは4〜5mほどあります。
    黄色くて脆い土の中に石が詰まっています。
    バラトン湖です。
    海のないハンガリー人はこの湖で海水浴するそうです。
    季節はまだ肌寒いので泳いでいる人はいませんでした。
    対岸のティハニが良く見えます。
    ホントはここへ渡ろうと思ったのですが、フェリー乗り場が遠くてたどり着けませんでした。
    湖畔では釣りをしている人が多かったです。
    ノンビリと良い天気になりました。
    湖畔で食事。適当に頼んだらこんな大きなソーセージが!!
    地ビールも美味しかったです。
    駅からフェリー乗り場に向かっている時、妙なミュージアムを見つけました。
    「ミリタリー博物館」だそうですが、どうやら個人収蔵のようです。
    この時はフェリーに乗ろうと思って急いでいたし、雨も降っていたので寄らなかったのですが、写真で見ると怪しさプンプンなので、寄っていけば良かったと今更思いました。
    よく見るとミサイルが…。
    なかなか面白いモノが展示してあります。


    遺跡スケッチ


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