北極圏を旅していると、昔の人はこの寒冷の地でどうやって生活していたのかが知りたくなります。 電気もガスもない時代、風呂とか飯とかどうしていたのか…。 東京生まれの東京育ちの私にはよく分からない世界です。 と言うわけで、岩絵を描いた人たち、今から5000年前の生活をちょっとでも知ることが出来ないかと思って北方民族博物館へ立ち寄ってみました。 行ってみたら「中世の暮らし」が中心で古いものはなかったです。 陸軍博物館は「すごい」という噂だけ聞いていて、なんの予備知識もなしで行ったのですがマジで面白かったです。 ここでは日本の原爆についての展示もありました。 |
博物館の内部は広々としていて、とても立派です。 中央が吹き抜けになっているので、どの階からも下を見下ろせます。 |
博物館の中央、入り口入ってすぐの、一番目立つところにオカッパ頭のおじさんが座っていました。 正体はスウェーデンを独立に導いた王様「グスタフ・ヴァーサ王」でした。 1495年生まれ。巨大な木造で、その堂々とした姿には圧倒されました。 |
この博物館は「貴族の夕飯」ばかりが展示されているので、瀬戸物とかヨーロッパ風テーブルセットに興味ある人は楽しめるのではないかと思いました。 私は仕方ないので「ビックリ再現料理」をメインに写真を撮りました。 奥にあるのはヒツジの頭蓋骨まるごとと、生魚の盛り合わせです。 ヒツジの方は肉をむしり取って食べたんでしょうかね…。 |
白鳥の胴体丸焼き。 そこに生きていた当時の頭と羽根を飾りにしています。 これはインパクト大でした。 これ出されたら私としてはドン引きですね。 |
「バケツ・プリン」 これは中身が気になりますね。 あるいは「バケツ・スープ・ゼリー」かもしれませんが、色がちょっと微妙でした。 手前にあるのは、貝の皿に乗ったホタテです。たぶん生食だと思います。 |
北の庶民が暮らしていた木造の家です。 これで冬を過ごすのですからスゴイです。 |
北欧といえば木製家具。 なんか変な顔がついたイスがありました。 顔はケルト的なデザインで無表情なのが面白いです。 木材の飴色の輝きがたまりません。 |
イスの展示が続きます。 家具が好きな人には良い参考資料となるのかなと思います。 |
北の民族が使っていた道具です。 何の道具かは分かりません。 表面に絵文字が描かれています。 よく見るとターヌム遺跡で見たような船のモチーフとかあったりして興味深かったです。 |
博物館正面です。 とても綺麗な建物です。 閉館時間が近かったので人はあまりいませんでした。 |
国連のマークが入った装甲車です。 白がまぶしいです。 |
名前は分からないですが、撮影しました。 |
入ってから知ったのですが、マネキンが激しくリアルです。 リアルすぎて寒気すらします。 生きているように見えるのでドキドキでした。 一番奥は道具を手にして殺し合う類人猿の姿です。 闘いの歴史を解説するとはいえ、ここから始めるのか…と、スタッフの気合いを感じた一瞬です。 |
雪の中、寒さで凍え死んだ軍馬を切り分けて夕食のおかずにしようとする主婦です。 確かにこれも戦闘ですね。 寒々とした情景…顔も怖かったのですよ。こういうシーンも題材とするところがスゴイです。 |
雪の中を疾走する騎馬隊です。 表情から察するに背水の陣で敵に突っ込んでいくところでしょうか。 これも顔が怖かったです。たぶん馬も人も等身大なんでしょうね。 馬の表情や筋肉まで激しく再現されていて、そのレベルの高さに驚きました。 |
凍死する兵隊さんです。 じっくり見て欲しいのか、手前にベンチが置かれていました。 じゃぁ堪能しようかと座ってみましたが、あまりいい気分ではありませんでした。 回りに誰もいないので、恐怖がじわじわと来ました。 |
軍の配給所です。もちろんマネキンです。 実際は薄暗くて、最初は本当に人がいるのかと思ったほどです。 なんかもうお化け屋敷を見学しているような気分になってきました。 |
昔の武器が置いてあり、自由に触ったりできます。 騎士が使っていた剣もあったので持ってみましたが、予想以上に重かったです。 こんなモノを振り回していたのかと思うと強靱な肉体がないと騎士はつとまらないんだなと実感しました。 |
ライフル銃です。本物です。 持ってみましたが重かったです。 こんなモノを持って走ったり、登ったり、泳いだりするのだから兵隊さんは大変です。 本物を持ってからというもの戦争アニメや映画を観ると武器の重さが気になるようになりました。 |
迷彩色の装甲車です。 自分でももうちょっと装甲車の知識が欲しいと思いました。 |
最後はレーダー出しながら空を飛ぶ飛行機です。 こんなモノまで展示してあってビックリです。 |