オスロ考古学博物館(Oslo Historisk museum)

こじんまりとした博物館



    思ったほど品数は多くなかったです。
    北欧の博物館はどこも展示物は少ないです。逆にマネキンの数は多いです。
    オスロといえば「ムンク」などの絵を見る人が多いので、こういった地味系の博物館は人があまりいませんでした。



博物館紹介

入口を入るとすぐに開けたコーナーに出ます。
ここの壁に北欧の動物剥製や植物の種子などが展示されていました。
オスロの博物館は子供目線で展示が考えられているので、人形が多かったり、絵や剥製を多用して子供の興味を引くように出来ています。
古代人の墓づくりをジオラマで説明していました。
可愛い人形も置いてありました。
ノルウェーでこういった墳墓は残念ながら見ることは出来ませんでした。
女性の人形が天に向かって祈りを捧げています。
彼女の視線の先にはデンマークで出土したヴァイキングの兜が吊り下がっていました。

キレイに彫り込まれたカップストーンです。
平らな面にみっちりと刻まれています。
穴の奥行きが狭いですが、円の形も良いし、なかなか良い物です。
ノルウェーで見つかる古墳の形と出土物を展示していました。
色々と種類があるようなので本物を見てみたかったです。
珍しい大きな神像です。
高さは1メートルほどですが、太い丸太を元に顔を大きく削りだしているのが珍しいです。
デンマークで似たような木彫りの男性像を見ましたが、あっちはヒョロッとしていて弱そうに見えました。
これは堂々とした風貌で、神秘的な印象を与えます。
ヴァイキング時代の展示コーナーです。
中央に見える三角岩はルーン文字が刻まれています。
ヴァイキング船の模型です。
人形を配置して当時の様子を再現しています。
出土した装飾品がどんな風に使われていたかを知ってもらうため、等身大のマネキンで解説しています。
女性が身につけている楕円形の肩ひも止めは他の博物館でもたくさん展示されていました。
どうやらノルウェーの女性たちはこの装飾品をよく使用していたみたいです。
最初私はこれが何の役に立つのかさっぱり分かりませんでした。
髪留めと勘違いしていました。
こうやってマネキンで解説してもらうと、一目瞭然なので助かります。
石の手水鉢?です。
珍しい形なので撮影してみました。
台座に取り付けられた人間の頭…いかにもケルトっぽいデザインですね。
よく見ると二重のアーモンドアイ。特徴のある顔ですが無表情なのがちょっと怖いです。(歯を出して笑っていたらもっと怖いけど)
なぜかエジプトコーナーがありました。
取り立てて珍しいモノはありませんでした。



おまけ

オスロの宿です。
早朝の飛行機に乗るため、駅の近くでシングルを探しました。
「Sentrum Pensjonat & Hostel」
2泊で898クローネ!
日本円で13,439円でした。
格安の理由は設備が古い。
シャワートイレ共同。
レセプションは24時間じゃない。
それ以外は部屋にテレビと洗面台があって便利でした。
レセプションにはインターネットが使える無料のパソコンも置いてありました。
自分としては高いなと思いましたが、朝3時起きで荷物を用意してチェックアウト…とか考えたら、やはりユースよりシングルの方が気が楽なので、こちらを予約しました。
オスロの国立美術館で見た、なんか良い雰囲気の絵。
こういう田舎造りのテラスでお茶をしながら北欧の景色をゆっくり眺めたいです。
美術館ではムンクの「叫び」を目当てに行ったのですが、現地の人はこの絵の前で足を止めていました。
V字の谷を描いているので岩絵マニアにとっては「おぉぉ」と思う絵です。
私はこの青い色が良いと思いました。
ハラルド・ソールベリという画家の絵です。




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