フランスは遺跡だらけ−ガブリニ島(Gavrinis)



アイルランドのニューグレンジを凌ぐ、彫りの美しさ!


塚の前景
 
入り口の様子
 


第二鉄器時代-753ローマ時代
青銅器時代-1,500ストーンヘンジ(イギリス)
新歴史時代-2,700/-2,500ピラミッド(エジプト)
-3,000ニューグレンジ(アイルランド)
-3,500ガブリニ島(フランス)
-4,500ブルターニュの巨石モニュメント(フランス)
前歴史時代-18000ラスコーの洞窟壁画(フランス)
-600,000ブルターニュに人が住み始める
-6,000,000アフリカに人類誕生


    【特徴】
    小さな小島に築かれた、なんの変哲もない塚です。
    しかし内壁に残る極上の線彫りはまるで人間の指紋を思わせ、その歪んだ曲線に圧倒されることマチガイなし!

    一般にガブリニ島の塚は死者を葬った「墳墓」だと考えられていますが、宗教儀式が行われた場所だと指摘する学者もいるそうです。
    その理由は、長い間、入り口に封がされていなかったということによるそうです。
    今は干満の差が激しい海に浮かぶ島ですが、昔は半島だったそうです。
    壁に刻まれた線は潮の流れを写したものではないかという説もあり、私もそう思いますが、刻まれた模様の個性的な様子はもっと別の意味を持っているかもしれません。

    カルナックのドルメンや塚の内壁にも線刻が刻まれているモノが多数ありますが、美しさにおいては、ここが最高だと思います。
    すべての壁石に線刻があります。

    残念ながら塚内は写真撮影禁止です。(写真は購入した資料集より引用)







    【行き方】

      ↓チケット売り場&お土産屋


      ↓この船に乗って島へ向かう


    vannesの駅前バスターミナルからLarmor-Baden(終点)へのバスが出る。
    季節、曜日に激しく左右されるため、キッチリと時間は調べておくこと。
       ★カルナック方面バス会社
      vannesのバスターミナルは小さく、同じ時間に数台のバスが同時に出発するので行き先は運転手に確認すること。

    バスは教会近くで客を下ろす。
    船着き場へは看板もあるが、人に聞いた方が確実。
    港の事務所で料金を払う。
    午後は2時30分くらいから、順次、船が出る模様。
    私はこの事務所でリュックを預かってもらった(無料)
    トイレもこの事務所にある(無料)
    船+観光で1時間くらい。
    Larmor-Badenには宿も数件ある。

    【その他注意】
    午後に観光する場合は帰りのバスをしっかり確認すること。
    またバスがあっても夕方発の場合もあるので、時間には余裕を持つこと。
    vannesから早朝のバスで行くことをオススメする。


    ガブリニ島の向かいの島には、海に沈む馬蹄形のストーンサークルがある。
    ガブリニ島へ行く船は立ち寄らないが、数個の石を確認するくらいは出来る。
    しっかり観たい人はモルヴィアン湾一周のツアー船に乗れば見られると思う(事務所で聞いてね)







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