アルタミラ洞窟壁画(Cueva de Altamira)

    有名な洞窟ですが、ラスコー同様にオリジナルを見ることはできません。
    レプリカが飾られた博物館内を歩くだけですが、雰囲気は味わえます。
    世界中から観光客が訪れますが、開館時間を厳粛に守り、大型観光バスであろうと絶対に門を開けず、一般道にずらっと駐車させてしまうところは感動してしまいました。
    日本だったらとりあえず駐車場は開放しておくでしょうね。

    起点となるsantillana del mar(サンティリャーナとジモティは呼んでいる)からひたすら坂を上って45分くらいです。



    アルタミラへと導く看板。
    牛の絵が妙に和みます。
    町はずれから1.5kmです。
    博物館にはロッカーもあるので荷物を担いで行っても大丈夫ですが意外と坂は急です。
    宿で預かってもらうのが最善だと思います。
    ジャジャーンと丘の上に建つ博物館です。
    この中に壁画(レプリカ)と博物館とミヤゲ屋が入ってます。
    発見者のマルセリーノ・デ・サウトゥオラ侯爵と娘マリアの写真です。
    この娘が「ALTA(上)MIRA(見て)」と言ったのでアルタミラという名前になったという話を聞きましたが、本当でしょうかね。
    お父さんはアマチュア考古学者で、この発見を学会で発表したのに誰にも信じてもらえなかったそうです。
    内部の様子です。
    天井部分に牛の絵が描かれています。
    岩の凹凸を巧みに利用した3D画法になってますが、目で見てもあまり良く分かりませんでした。
    どうせレプリカなのだから、もっと明るくして絵をじっくり見たかったなというのが正直な感想です。
    オリジナルの洞窟の入口です。
    博物館を背にして右手の道を進むと、突然現れます。
    近寄れないようになっているのでカメラの望遠を使って撮影しました。
    あまりここまで見に来る観光客はいないみたいです。
    ここにも発見者の親子の像がありました。
    私が泊まった民宿です。
    バス停に近いところにあるので、観光にも便利だったし、安かったし、とにかく部屋とお風呂場がキレイでした。 荷物も預かってくれたので、手ぶらでアルタミラまで行けました。
    アルタミラ観光の拠点となるsantillana del mar(サンテリャーナ・デル・マル)は街も可愛く、観光客相手のホテルやレストランが一杯ありました。
    そんな中、異端諮問で使われた拷問道具の数々を展示した博物館が街の中央にありました。
    拷問道具の流行はスペインで生み出されたと言っても過言じゃないほど、新しい道具の開発に取り組んでいたそうです。
    なので色んな地域で拷問道具を見てきた私でも「こっこれは…」という逸品が多く、なんかもう盛り上がりました。
    街をぶらつきました。素敵な石造りの建物が多く雰囲気ありました。