ティト・ブスティーリョ洞窟壁画(Cuevas de Tito Bustillo)

    日本ではまったく無名の壁画洞窟ですが、現地では予約しなければ見られない、超レア洞窟として大人気みたいでした。
    実際、予約していなくて窓口で追い払われる人が続出でした。
    私は粘り、泣き落としを駆使し、なんとかキャンセル待ちさせてもらい、運良く見学させてもらいました。
    壁画数は少ないですが、アルタミラと違い「本物」であること、馬好きな人の心をとらえて離さない男前な馬が微笑みかけてくれること、ロケーションが良く(海が近い)、近くに安いユース(巡礼宿)があることなどなど、駆け足で素通りするにはもったいない場所でした。



    海に流れ込む川。
    この川の右手の岩山に洞窟はあります。
    岩山の裏手は大西洋で、とても生活するには良さそうな場所だと思いました。
    最近オープンしたばかりの博物館とチケットオフィスです。
    ここにはロッカーやトイレ、売店があります。
    予約をしている人はここでチケットを受け取ります。
    内部の博物館は色々と凝っていて、薄暗い室内を歩きながら発見当時の新聞記事、発見者のインタビューなどを映像で見たりできます。
    あとは発掘して出てきた当時の道具などもありました。

    残念なのは売店がしょぼく、お手頃価格のパンフレットや絵はがきもありませんでした。
    ここが洞窟の入口です。
    入口に貼ってあったプレートです。
    記念に写しておきました。
    入口を通っていよいよ洞窟内に入ります。
    カメラの撮影はここまで。
    右手には洞内から流れ出た川が流れていました。
    ティト・ブスティーリョ洞窟の象徴ともなっている、馬の絵です。
    資料は公式サイトからお借りしました。
    一色の線画ですが、特徴をよくとらえています。
    これらが1万8千年〜2万5千年前に描かれたモノとは思えません。
    この馬は天井付近にあり、写真で感じるよりかなり巨大で「デカッ!!」と口に出たくらいです。
    同じ岩の右下の方にたくさんの馬が描かれていました。
    ガイドさんによるとサラブレッドだそうです。
    シカの絵です。





    リバデセリャ情報

    基地となる街の情報です。
    交通はバスか電車ですが、便が悪いです。 前日に街に入り、次の朝一番で洞窟を見て、その足でアルタミラに向かうと、アルタミラのあるムラにつくのは夜の6時頃となります。

    バスターミナルに着いたら、この橋を目指して歩きます。
    この橋を渡って、ちょっと行ったところにユースホステルがあります。
    洞窟へ行くにもこの橋を渡ります。
    遠く感じますが歩いてみると意外と近いです。
    街で見かけた奇岩です。
    やはりこの地域の人たちも奇岩が好きみたいです。
    古い倉庫が残されていました。
    倉庫の足下は「ネズミ返し」になっています。
    旧市街の広場です。
    サンチャゴ・デ・コンポステーラの巡礼路にあるためレストラン等やホテルは意外と多いです。
    ヨットハーバーもあり、海岸沿いを散歩するのは楽しいです。
    ユースホステルです。
    優しいオーナーと広い部屋の素敵なユースでした。
    巡礼者が多く、世界中から人が集まっていました。
    巡礼者の人と直接話をしたのはこのユースが初めてでした。
    ユース裏手の海です。この後、どんどん天気が悪くなり夜は暴風雨でした。
    この地域は天気が変わりやすいです。