スペイン−サンタテクラ遺跡

    ケルト人の住居跡遺跡 サンタテクラ遺跡
    A Guardaという港町にある、山の斜面に造られた遺跡です。
    Vigoからはバスで行きます。
    天気が良ければ気持ちの良いドライブになります。
    車窓からは小さなブドウ園とか「エスピゲイロ」という正倉院みたいな穀物倉庫を見ることが出来ます。



    バスを降りて山を登り始めます。
    その登り口にこのケルト人の石像が立っています。
    イケメンで胸厚でカッコイイです。
    途中、意味深な巨石をいくつか発見。
    この奇岩っぷりは他の追随を許さないほどのキモサです。
    これを見て気が付いたのですが、この地域の人たちは奇岩を愛すること甚だしい感じがします。
    訪問先のあちことで奇岩を見つけました。
    奇岩をアップしてみました。
    この内部のビラビラはどうして出来たんでしょうか。
    おそらく海岸からこの山まで引き上げたと思うんですが、その頑張りには恐れ入ります。
    お目当ての「ケルト人集落」に到着しました。
    これは復元家屋ですが、ケルトの人たちはこんな家に住んでいたそうです。
    家の裏側は一段低くなっていて、そこに円形をした家の土台が密集して残っています。
    住居と住居の間はせまく、ピッタリ合わさって誰も通れないところもあります。
    集落は城壁で囲まれ、最初に紹介した小屋の脇を通る意外は侵入できないようになっています。 一般的な家の土台です。
    入口の部分は片方に家畜を収容し、もう片方は作業場になっているみたいです。
    奥に丸い居間があります。
    おそらく8畳分くらいはあると思います。
    居間の中央には炉があり、ここで煮炊きをしていたようです。
    集落の中央に残る巨石。
    重要な儀式には欠かせない巨石なんだと思います。
    集落から眺める下界の風景です。
    ミーニョ川の向こうはポルトガルです。
    山の頂上には土産物屋とトイレとホテル(!)とレストランがあります。
    眺望のよい店でちょっとお茶を飲んでみました。
    マグネットです。遺跡のマグネットがあったので買ってみました。他には魔女の人形とかありました。
    こういった岩山には魔女伝説が残っているのかもしれません。
    可愛い教会もありました。旅の安全を祈願して小銭を寄付しました。




    ■おまけ−その1

       この山で見つけた不思議な巨石たち

    山頂へと続く道から横道へ20mほど入ったところに巨石がありました。
    看板はないのですが、頭の先っちょが見えたので枯れ草で覆われた山道を分け入ってたどりつきました。
    なんとも不思議な風情のある巨石で、明らかに下界から運び上げられたことが分かります。
    この石の特徴は穴が開いていることです。
    ひょっとしたら大風の吹く日はこの穴から音が聞こえるかもしれません。
    巨石の足下です。
    しっかりと埋まっていて、岩肌がダブついた皮膚のようにも見えて、ちょっとキモイ悪いです。
    巨石の裏側に廻ってみました。
    表側とは違い、ツルっとしています。
    こちら側みると穴がよく目立ちます。
    穴のアップです。
    人工的に開けられたものなのか自然に出来たのか…謎は尽きません
    真後ろから見てみました。
    するどいナイフのような形をしています。
    見る角度によって大きく形を変えるところも、この石の魅力です。




    ■もひとつのオマケ-その2

       ケルトらしい建物

    ケルトの頃から使われていたという穀物倉庫「エスピゲイロ」です。
    この辺りにはあちこちに点在しているのですが、近くで見たのはこれが初めてでした。
    風が通りやすくなっていて、干し魚の保管には良さそうです。 遺跡への基地となる、「ア・グアルダ」の海です。
    建物がおもちゃみたいで色とりどりでした。
    とくに何もない港町で、坂がちょっと急でしたが、時間があるなら行ってみるといいかも。
    海沿いに雰囲気の良いレストランも何軒かあります。
    バス停の近くには大きなスーパーがある。
    バスオフィスは無人で、時刻表が壁にペタっと貼ってあるだけでした。