ゴンダール

    古いお城が残る古い街。
    17世紀から19世紀まで王都でした。
    ファシリデス王はゴンダールを都とした王様です。
    遺跡と呼ぶには新しいのですが、城のデザインが面白くて見飽きませんでした。
    山の上にある離宮も歩いて行ってみました。
    朝から回れば1日ですべて歩いて回れます。




    ここがゲートです。
    中でチケットを買います。
    さっそく城が登場!
    『ファシリデス王の宮殿』です。
    一番豪華で大きいです。
    バルコニーから演説したとかなんとか。
    正面に回ると2階へ上がる階段が外についています。
    階段に近づいてみました。
    ガッシリとした作りです。
    中に入ってみました。
    掃除が行き届いていてとても清潔でした。
    次は『イヤス王の宮殿』です。
    プレートには1682年−1706年と書かれています。
    手前が『イヤス王の宮殿』です。
    ファシリデス王の宮殿に劣らず、とても大きいです。
    床が抜け落ちているので、往時の面影は感じられません。
    外から城を眺めます。
    優雅な曲線が青空と合って、とても美しいです。
    次のプレートは『ダビデ王の音楽の間』です。
    ここは崩れがひどくて完全に廃墟です。
    次のプレートは『メントゥワプ女王の宮殿』です。
    治世25年。
    とても美しい造りで女王の宮殿にふさわしいです。
    裏側は少し複雑な構造になっています。
    おなじみの外階段もあります。
    壁の装飾にゴンダールの十字架が付いています。
    宮殿の内部です。
    部屋の中には入れませんでした。
    1階は図書館として使われていたそうです。
    次は『バカファ王の宮殿』です。
    メントゥワプ女王の旦那です。
    右の白い方が『迎賓館』で、左の黒い建物が『バカファ王の宮殿』だそうです。
    迎賓館です。
    壁の白さに気品を感じます。
    横に長い建物です。
    こちらは『城』と説明がありますが、壁の漆喰も落ち、牢獄みたいな寂れ方です。
    ライオンを飼育していたという檻です。
    ライオンには小さすぎますが、昔は檻で飼うのが一般的だったんでしょうね。
    開放的な檻を見慣れた私には胸が痛みました。
    『法廷事務所』の看板。
    こじんまりとした建物です。
    観るだけで登ったり、入ったりは出来ませんでした。
    次は『ヨハンネスT世の図書館』です。
    この人はファシリデス王の息子です。
    「ケブレ・ナガスト」が発見されたのが、この図書館だそうです。
    中には入れないのでガラス越しに写真を撮ってみました。
    次は街から2キロほど離れた場所にある『ファシリデス王のプール』です。
    歩いて1時間弱で到着しました。
    中庭に池のようなものがありました。
    石造りのなかなか素敵な池です。
    これが王様のプールです。
    しかし水が入っていないので、プールには見えません。
    近寄ってみました。
    満水だと脚の部分がつるつるしている辺りまで水が来るようです。
    プールの壁には木の根が張り付いていて、ここだけアンコールワットみたいなことになっています。
    血管みたいで気持ち悪いです。
    2階部分にはバルコニーがあるのですが、落下しそうです。
    木の棒で支えていますが、いつまでもつのか心配です。
    横から観てみました。
    橋の部分が良い感じです。
    橋を渡り、内部に入ってみます。
    中は広くなく「1間」になってます。
    上に小部屋があります。
    2階のバルコニーからプールを見下ろしてみました。
    雨季にはこのプールも満水になるそうです。


    クスカム宮殿(Empress Mentewb's Kuskuam Complex)

    王様のプールを後にして、次はメントゥワプ女王の離宮を目指します。
    こんな坂道を登ります。
    途中、妖精の村みたいな家がありました。
    観光用じゃないです。
    やっと門につきました。
    案内版です。
    チケット売りの兄ちゃんが案内をしてくれます。
    まずは博物館に向かいます。
    電灯もないところに色んな品々が納められていました。
    まずは古書を拝見。
    楽器なども展示されています。
    とても古そうです。
    観たかった王たちの遺骨と対面です。
    写真でこの遺骨たちを知った時は驚きました。
    メントゥワプ女王と夫バカファ王(息子のヨハスという説あり)と孫イヤス2世の遺骨です。
    ゴンダール城の城主達が、なんでこんな事に!
    兄ちゃんは「お参りしやすいように掘り出した…」と言ったんだけれど、本当のところはどうなんでしょうね。
    エチオピアではある期間は夫婦は別々に寝なければならない決まりがあり、この2段ベッドはその時に使用するそうです。
    教会がありますが、中には入れません。
    屋根にゴンダールの十字架があります。
    敷地の奥に廃屋がたくさんあります。
    これは元教会だったそうです。
    上から見ると円形だったことが分かります。
    規模が小さいのでプライベートな祈りの場だったのかもしれません。
    管理人の兄ちゃんです。
    説明も熱心で好印象でした。
    女王の宮殿に到着です。
    見晴らしの良い場所に建っています。
    中に入ると床は落ちていて屋根もありませんでした。
    部屋の一つを覗いてみたら、木の床がむき出しになっていました。
    これでは崩壊するのも早そうです。


    ゴンダールの街やホテル

    街はちょっと古めの建物があり、「丸いビル」マニアの私はウキウキです。
    毎日通ったジュース屋。
    いつも清潔に掃除してあり、居心地が良かったです。
    刮目して見よ!
    これがアボガドジュース!!
    この分量にもだえ死ぬ!!
    ライムを搾って飲む…というより食べるという感じでです。
    ホテルの前の食堂にいた猫です。
    近寄りますが、触らせてはくれません。
    やはりイケメン…というか、顔がシャープです。
    レストランで飲んだ地ビール。
    ビールはすぐ出て来たけど、頼んだ料理が出てこなかったよ…。
    1時間くらい待って帰ってきてしまった…トホホ
    街の風景。
    古い住宅。

    バナナ売りのおばちゃん。
    1本買い出来ました。
    ファシリダス王のプール近くにいた悲しい目をしたロバたち。
    ロバ好きの癒やしポイント
    道で木を切るオジサンたち。
    ゴンダールは坂が多いです。
    旅行者に人気の「マイケルホテル」に泊まってみました。
    部屋の窓から見える風景。
    トイレとシャワーはこんな感じです。
    洗面台が大きめなのが嬉しいです。
    ベッドですが清潔で良かったです。
    ちなみにホテル併設のバーは空いていて良かったです。
    テレビでインドのドラマを一緒に見て、主役の男優に一緒にダメ出ししたりして楽しかったです。
    エチオピアで初めてバス移動します。
    宿からバスターミナルまで緊張しつつ歩きました。
    もうギュウギュウなのに、さらに客が乗り込もうとしています。
    私が乗る「バハルダール行き」のバスです。
    4時間の旅なのですが乗り心地は良さそうです。
    運転席の様子。
    私の座席です。
    椅子のシミを見るとダニがいそうですよね。
    こういう移動中にダニをもらっちゃうんでしょうね。
    出発前の様子。
    この後、満員になります。
    こんな景色を見ながらウトウトしていると、あっという間に到着です。



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