ファラシャ村ファラシャ村とダブラ・ブラハン・セラシエ教会

    「ファラシャ村」とはエチオピアに住むユダヤ人たちの村名です。
    現在、ほとんどのユダヤ人たちはイスラエルへ移住しました。
    今は数家族が住み、観光客にミヤゲ物を売っています。
    どうしても訪問してみたかった村なので、ゴンダールに付いたその日にホテルでトゥクトゥクを手配してもらい観光しました。
    ここはグラハム・ハンコック氏も訪問しています。



    ゴンダールのホテルからトゥクトゥクで30分ほど。
    ファラシャ村へやってきました。
    村に着くなりミヤゲ屋の姉さんが戦闘態勢に!
    たしかここでお金(見学料)を払いました。
    土偶みたいなソロモン王らしき人物が歓迎してくれました。
    隣は「ユダのライオン」という物?
    オミヤゲが売ってます。
    私のような物好きがたまに訪れるんでしょうか。
    道路からも目立つように看板が!
    呼び込む店ごとに看板が違うのが面白いです。
    ここにもミヤゲ物が!
    壁に農作業をする男性の絵が描かれています。
    シナゴーグが描かれています。
    働く女性たちです。
    これらも旧約聖書の一場面なのかもしれません。
    ミヤゲ物屋。
    店番の子も可愛い。
    一番の売れ筋はこの黒い陶器像。
    シバの女王とソロモン王など、伝説にちなんだ焼き物。
    ミヤゲ屋に混じって一般家屋が。
    ジンバブエにもこういった丸い家がありました。
    ここにも絵が描かれています。
    ヘタだけど味があります。
    どうみても、その辺に座り込んでいる子供が描いたようにしか見えない!
    いよいよお目当てのシナゴーグへ向かいます。
    道しるべとなる看板。
    これがシナゴーグです。
    改築したのか以前観た物とは違っていました。
    中央の男性が管理人です。
    チップを取られます。
    部屋はガランとしていて、床に壺などが転がっています。
    部屋の中央には大黒柱が立っています。
    壁には模様が描かれ、動物の皮で作った「何か」が吊されています。
    屋根には「ダビデの星」。
    シナゴーグである証です。
    賑やかに色々と吊して売っているミヤゲ物屋です。
    案外掘り出し物もあるかもしれません。


    ダブラ・ブラハン・セラシエ教会

    市街から歩いて行けます。
    山の上にあるので登りがキツいところもあります。
    これは外門です。
    ここから敷地内に入ります。
    これが中門です。
    補修工事中のようです。
    ジャーン!これが教会です。
    石積みの質素な造りの教会です。
    屋根にはこの教会独自の形をした十字架が掲げられています。
    『ゴンダールの十字架』と呼ばれているそうです。
    室内は極彩色の世界です。
    フラッシュ撮影は禁止なので、私は夜間モードにしてカメラを動かさないように撮影しました。
    中央の壁面には十字架に架けられたイエスと聖人たちが描かれています。
    そして聖なる「間」はカーテンが吊されていて見ることは出来ません。
    横の壁の様子。
    『エチオピアのモナリザ』と呼ばれる宗教画。
    確かに他のマリアより醤油顔というか、気品のある顔つきをしています。
    横から見てみました。
    柱の建て方がラリベラの教会に似ています。
    軒下を見てみます。
    屋根を少しずつせり出させることで年輪のような線が現れます。
    中門を内側から見ています。
    小塔が均等に設置されていて、教会ではなくお城のように感じます。
    ゴンダールの城はインド人が作ったという説があるそうですが、それを裏付けるようなものを発見しました。
    実は教会に描かれた聖人たちの服ですが、どれもインドで使われる型染めが使われているように思います。
    模様が彫られた木のスタンプを押すので簡単に模様を布地に描くことが出来ます。
    ファンション革命がこの時代あったのかな〜と思うと興味深いです。