アディス周辺の遺跡編−メルカ・クンツレ遺跡

    世界最古の黒曜石の石器が使われた遺跡です。
    今から170万年前…こんな大昔に作られた石器に出会える貴重な遺跡です。
    この辺りでは大きな黒曜石が小川などで簡単に拾えるようです。



    博物館に到着です。
    地元の家屋を模した建物です。
    中はこんな感じで中央に柱、周りを土壁で覆っています。
    むき出しの陳列台。
    発掘された石器が置いてあります。
    お触り自由です。
    レプリカかと思ったんですが、本物だそうです。
    ゴロゴロと置いてあります。
    本命の黒曜石です。
    すでに石片を数枚、削り取ったような跡があります。
    こちらには少し大きめの石が展示されています。
    岩石博物館みたいですが、石器なのです。
    カゴには種類別に石が分けてあります。
    学習用です。
    特に説明がなかったのですが、私の考えでは肉でも焼くバーベキュー台かな…と思いました。
    この辺から世界各地の遺跡のレプリカが置かれています。
    古代人の足跡が残る岩のレプリカがありました。
    猿人からホモサピエンスまでの古人類の頭骨のレプリカが並んでいます。
    お触り自由の模型。
    アウストラロピテクス・アフリカヌスの頭骨レプリカ
    『Mrs.Ples』です。
    こっちは「アルカイック・ホモ・サピエンス」です。
    初めの頃のホモサピエンスですね。
    「ホモ・エルガスト」の『トルカナボーイ』の骨格レプリカです。
    なんだかポーズの付け方がカワイイです。
    ゴロゴロっと石器が展示されています。
    手にとって観察することができます。
    もちろん本物です。
    それにしても雑然と置かれています。
    ペランとした紙に展示品の名前が書かれていますが、動いちゃって意味をなしていません。
    ちょうど良い大きさの石。
    投げて良し、骨を砕くのに良しですね。
    持ってみると私の手にピッタリでした。
    博物館から5分ほど歩いた先に遺跡がありました。
    石器ゴロゴロです。
    石器の中に割られた動物の骨などがありました。
    それにしてもすごい数の石です。
    だいたいが安山岩だそうです。
    ドライバーさんが遺跡のそばに立っています。
    遺跡の規模が分かると思います。