オベリスク公園

オベリスク公園

巨大な石柱の美しさに感動



    これらのオベリスクを見るためにエチオピアへ旅立ったので、対面した時は感動しました。
    高台に立ち並ぶオベリスク群…本当に不思議な空間でした。

    【観光のポイント】
    オベリスクの表面は風化して黄色っぽくなっていますが、削り立ての頃はもっと黒かったり、青かったりしていたと思います。
    そんな石の色を楽しんでいたアクスム人たちを想像しながら歩くのも楽しいでしょう。



オベリスク公園

公園はざっとこんな感じです。
横に細長く続いています。
正門の横には簡単な地図があります。
「これだけは観ておけ!5つのポイント」を紹介してくれるとは粋なことをしてくれます。

一番右側の「Stelae with Ark of the covenant Inscription(契約の箱が刻まれた石柱)」は2種類あって、写真のモノは現地で確認することは出来ませんでした。
もう一つは地面にうつぶせに倒れていて、係の人に教えてもらわないと分からないでしょう。
名前をメモし、かならず聞いて下さい。
このションボリした小屋みたいな建物がチケット売り場です。
ここで買ったチケットは他の遺跡でも使うのでなくさないこと!
この辺りでガイドも雇えるのでお願いしたい人は交渉してください。



Tomb of False Door

公園内に残る地下墓です。
規模は小さいですが内部は真っ暗なので懐中電灯を忘れずに。
今は壁材がすべて持ち去られ、偽扉だけが往時の面影を残しています。 床材に残る「かすがい」です。
こちらにも「かすがい」が残っています。
金属類は腐食してしまったのか、それとも盗まれたのか…。
いよいよ内部に潜入です。
最初の部屋には石棺のようなモノが残されていますが、どうも作業途中で放棄した感じですね。
奥へと続く通路です。
フラッシュの明かりが強いので昼間のようですが、実際は真っ暗です。
2つ目の墓室はハシゴで降りることになります。 地下からハシゴを眺めてみました。
昔の人は出入りをどうしていたんでしょうね。
この通路には部屋らしきモノはなく、通路の先は行き止まりになっていました。


博物館と中央広場

公園内に設置された博物館です。
入場チケットを見せて入館します。
意外とお宝を収蔵しているのですが、残念ながら館内は撮影禁止です。
ぜひ見て欲しいので本から引用しました!美しいローマングラス!!
この美しい色と繊細な模様!
こんな美しいグラスを見たのは初めてでした。
このグラスはこの広場から出土しました。4世紀頃のモノだそうです。
3点、展示されています。
外に出るとまず庭に出ます。
その庭にも石柱が立っています。

じっくり公園内を探索します。
遊歩道があり、石畳を歩いて回ります。
2番目に大きい石柱。
イタリアはこの石柱を3つに折り、ローマへ運びました。
肉眼でも割れ目を確認することが出来ます。
1999年に返還されましたが運搬は相当大変だったようです。
3番目に大きい石柱は倒れそうなので補助具がついています。
公園の正面には美しい階段が設置されています。
立ち入り禁止なので遠くから観るだけです。
一番大きくて美しいオベリスクが倒れています。
イタリア軍に倒されたそうです。
言い伝えによると当時のアクスムには象がいて、これらの巨石はすべて象に運ばせ、また石柱を立てる時も象を使ったそうです。
今はこんなリスみたいな小動物が公園内を駆け回っています。
公園内には倒れてしまった石材にも面白いモノがあります。
供物を乗せる祭壇石かな?
小さいけれど、精巧に削られた石柱。 丸い模様が彫られた石柱。
うつぶせになっている石柱の下にカメラを入れて撮影しました。
リングドーナツみたいです。
この石には契約の棺が彫られています。
アークを追い求める探検家さんは必見です。
公園に来る鳥も美しいです。


The Mauseleum

一番大きな石柱の下に地下墓が作られていました。
見学出来るので、さっそく入ってみます。
美しい彫刻を間近で観てみます。 地下に入ると、このように部屋が広がっています。
通路の左右に小部屋が作られています。
小部屋はこんな感じで、石棺などはありませんでした。
じっくりと石を観察すると亀裂など、危ない現状を感じました。
太いまぐさ岩に亀裂が!!
補強しないと崩れ落ちそうですね。
明かり取りの穴。深さを実感できます。
地上はこんな感じになっています。
門のような石柱が立っています。
これは「The Tomb of the Brick Arches」です。
別の地下墓です。
色々と出土物がありますが、部屋などはないです。


Nefas Mewecha(ドルメン)The Dolmen of Nefas Mawcha with stelae in background

看板では「ドルメン」と説明されていますが、言われないと分からないです。 天井石は巨大です。
近寄って観察することが出来ます。
天井石の横に転がっている石は彫刻などはありません。




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