遺跡馬鹿  アラスカは遺跡だらけ



    ジュノーの金鉱跡


    ジュノーは金で栄えた街なのですが、ガイドブックには金鉱史跡については、ほとんど紹介されていません。
    廃墟好きな人に超オススメの金鉱跡を紹介します。

    街から近いのに訪問する観光客はほとんどいないで穴場です。
    展示されている機械がどんな仕事をしていたのかサッパリ分からず、英語の解説も読めなかったので、興味のある人は現地に飛んでください。


    Last Chance Mining Museum(金鉱跡)
       ユースホステルから山道を登ること40分ほど。

    道順を示す案内板に従って景色の良い川沿いの道を登っていきます。
    道は舗装されているので歩きやすいです。
    途中、売店はないです。
    突然、大きな機械が!
    錆びてボロボロです。
    「Pelton Wheel Air Compressor」。
    ついに到着。
    この扉の向こうから博物館の敷地になります。
    「Welcome to Last Chance Basin」
    この川の上流で金が取れたそうです。
    砂を洗うと砂金が取れるかも!!
    私も探してみましたが、見つかりませんでした。
    いよいよ博物館到着。
    トタン壁の建物が見えてきました!
    突然、巨大なワンコが!!!
    オーナーのペットですが、デカイ!
    モフモフモフモフ!
    発電を管理していた建物かな?。
    手前にあるのは送電線のようです。
    建物は良く残っています。
    「Power to Work the Mine」
    いよいよ入り口へ。
    入館料は払います。
    内部は意外に明るく、レジ周りにはオミヤゲも売っています。
    ゴチャゴチャ大好きな人には魅力的な展示ケース!
    骨董的お宝もありそうです。 広くはないですが展示物が多いので、熱心に見ていると意外に時間を取られます。
    大きな看板
    「compressor Motor」
    「Compressor Idler Wheel」
    「Forge and furnace」
    なんでしょうね〜。
    パイプに「INGERSOLL-RAND」の文字が。
    クリスマスのような電球が良い感じです。 DRILL SHARPENER
    こういうのを岩盤に差し込んで削っていたんですね。
    石を砕く鉄の棒。
    坑道の入り口を再現したもの。
    中は坑道で使われた道具類が展示されています。
    1輪がついた「ねこ車」もありました。
    Bullion Safe
    集めた金を保管するための金庫まで展示されていました。
    分厚い扉です。
    「World Class Cold Mine」
    建物を出て上の道を進むと列車が放置されている場所に出ました。
    中を覗くと、座席が残っていました。
    エンジン?
    とにかく錆びて床も抜けています。
    機関車っぽいです。

    前に回ってみました。
    車輪が見えます。
    連結部。

    山の中に捨てられていますが、レールは坑内に続いているようです。
    現在、坑内への入り口は閉ざされています。
    「Locomotive Repair Shop」
    駅みたいな建物。
    ここで人や物資をかんりしていたようです。
    保存状態の良い線路。



    トレッドウェル鉱山歴史道(金鉱跡)(Treadwell Mine Historic Trail)
       ▼ジュノーのバスターミナルから「Douglas」行きに乗り終点で降りる。1時間に1本。近くに売店や飯屋などない。
    宿のお兄ちゃんが「Last Chance Mining Museum」に興味があるなら、ここもオススメだよ」というので、半信半疑で行ってみたら…これが大当たりの遺跡でした。
    無料で3時間くらい楽しめるし、景色も良いです。
    静かなアラスカの海が見たい人にもオススメです。

    ジュノーの向かい側にある島です。
    看板はありますが、肝心の地図が大ざっぱでした。
    入り口を示す展示物です。
    ここは散歩道なので無料です。
    横から観ると大きな回し車が!
    なんでしょうね…これは。
    道はこんな感じです。
    犬に散歩をさせている人と多く会いました。
    さっそく、地面に朽ちた鉄の管が!
    コンクリート製の巨大な物体が木々の間から出てきました!
    真正面のコンクリートの隙間から水が流れ出しています。
    横には高い壁が!
    昔はもっと水量が多く、ダムみたいに使用していたんじゃないかな…。
    100年を過ぎているコンクリートですが、コケなど生えて貫禄十分です。
    コンクリートの壁が見えてきました。
    大きな建物のようです。
    林の中にこんなモノが!
    これは東屋のようですが…。
    建物に接近します。
    建物の形が特殊で何に使われていたのか、良く分かりません
    鉄製の大きな支柱が壁から出てます。
    中に入りました。
    雨が降ってきて、さらに怪しさ倍増。
    静かなので雨音しか聞こえてきません。
    誰もいないと分かっていても、誰かが出てきそうでドキドキです。
    妙に幅の細い廊下。
    鉱山の施設は本当に造りが変わっています。
    裏口を観てみました。
    足下に大きなパイプが。
    見ると、「1914」と刻まれています。
    綺麗な廃墟が見えてきました。
    商店?
    正面から観てみましたが、扉も窓もありません。
    内部はガランとしていて、天井から鍾乳石みたいなモノが垂れ下がっていて怖いです。
    昔の暖房器具?オーブン??
    Feeding the Mining community
    労働者のための食堂のようです。
    当時の写真を観ると、大きくて長いテーブルに向かい合って食事をする労働者たちが写っています。
    岸辺に車輪が落ちていました。
    この湾は荷揚げなどに使われたそうです。
    とっても不思議な水の色です。
    大きな軸が見えます。
    ここは「ジップ・ライン」アトラクション会社の敷地ですが、色々と面白いモノが飾ってありました。
    暖房器具ですねぇ。
    ここはアラスカの地。
    当時は大活躍だったでしょう。
    またまた「軸」。
    巨大なカタツムリか、アンモナイトみたいですねぇ。
    林の中に伸びるパイプ…。
    どこまで続いているのか、足場が悪いので追うことが出来ません。
    デカイ「輪」が転がっていました。
    山側の散策路の終着点がこの滝です。
    海に出ると、小屋を発見!
    ポツンと建つこの小屋は何!?
    宿のお兄ちゃんに聞いたら陸から小屋までパイプが繋がっていて、粉物を送っていたとか…なんとか。
    不思議な風景ですねぇ。
    100年前に打たれた建物の杭の跡が!
    これもジュノーならではって感じです。


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