遺跡馬鹿  アラスカは遺跡だらけ
ケチカン

    ケチカン

    トーテムポールと出会える街



    シアトルから一番近い街です。
    客船も多く立ち寄るので街は活気に溢れ、ミヤゲ物屋やシーフードレストランも大繁盛でした。
    小さな街ですがトーテムポール公園があり、ゴールドラッシュ時の面影を残すクリーク川沿いの家々など、写真撮影の題材に困らない魅力的な街です。


    【観光のポイント】
    公共バスを活用し郊外の公園へ移動すると便利。
    ネットから時刻表をダウンロード出来るし、空港や街にも時刻表が置いてあります。
    バス公式
    街は小さいが急な坂を登ることも多いので歩きやすい靴を。
    雨が多いので雨具は常時携帯を。



    ・トーテムバイト州立歴史公園(Totem Bight State Historical Park)
       ▼ユースに近い「PLAZA MALL」のバス停から「Totem Bight」まで、市バスで20分ほど。

    朝早くのバスに乗って公園に到着。
    さっそくトーテムポールがお出迎えです。
    チケットはここで購入。
    説明板です。
    周りの風景に溶け込んでいます。
    クリンケット族の「クラン・ハウス」です。
    部族の集会所です。
    新築されたものですが、雰囲気があります。
    トーテムポールが立っていますが、表情が独特です。 こちらは怖い顔をしていて、まるで邪気を払おうとする仁王像のようです。
    クラン・ハウスの内部です。
    中央の四角く仕切った灰色の部分は「囲炉裏」です。
    アジアな感じがします。
    この公園は街から離れているし、広くないし、トーテムポールも新作で少々ガッカリな点もありますが、海沿いで景色がとても良いです。
    海に面してトーテムを立てていた当時の雰囲気が感じられます。
    ここからトンガス海峡が見えます。
    とても静かな海で、朝も早いので野鳥の声しか聞こえません。
    可愛らしいトーテムポールが!!
    なんとタコちゃんが!!
    ずいぶんと可愛らしく、また斬新なデザインになっています。
    「オヒョウ」が!
    デカイ「オヒョウ」がトーテムの上に乗っかっています。
    こちらは黒いオオカミ?
    なんとも愛嬌があるけれど、目が怖い。
    赤い顔のオジサン!
    歯並びが良い!
    昔は天然顔料を使って色を塗っていたそうです。


    ・サックスマン・トーテム公園
       ▼「Totem Bight」から市バスで直行できます。「Saxman Totem」まで40分ほど。

    市バスだとこの小屋の前で停車します。
    ここでチケットを買います。
    帰りのバスはここからではなく、ミヤゲ物屋がある道の小屋から出ます。
    参道を進むと左手に赤いトーテムが。
    ほとんどの人が素通りしますが、ここにお宝が!
    色々な石関係のモノが無造作に置かれています。
    近寄って確認すると、面白い刻線が!
    これだけを見ると、まるでマヤ文字に見えます。
    この石にも丸い線刻があります。
    岩絵はランゲルだけでなく、この辺一帯で発見されているようです。
    サックスマンの「トライバル・ハウス」です。
    新しいので色が鮮やかです。
    トライバル・ハウスを背にして参道を見ると、正面にトンガス海峡が!!
    ワタリガラスのトーテムポールが立っていました。
    自信ありの表情!
    目元が可愛いです。
    まるで猿をモチーフにしたかのようなトーテムポール。
    サックスマンのミヤゲ屋です。
    商品も充実しているのでオススメです。
    アラスカの熊は一歩踏み出しているポーズが多いです。
    伝統図柄をモチーフにしたシールが売っていました。
    どれも美麗ですが、カナダ製です。
    ”メイド・イン・アラスカ”にこだわらない人ならオススメ。
    インサイド・パッセンジでは駐車場の脇道や公園の脇道などに、このような散歩路を整備して、美しい雨の森を歩けるようにしています。
    気がつかないと通り過ぎてしまうので、探してください。


    トーテム遺産センター(Torem Heritage Center)
       ▼夏は無料バスもあるが1時間に1本なので歩いた方が早いです。街の中心から30分ほど。

    坂道を歩き、たどり着きました。
    住宅街の裏手なので分かりにくく、ちょっと迷いました。
    伝統図柄の熊ちゃんみたいな看板! 古いトーテムポールがお出迎えです。
    アラスカ一の収蔵量(33本)だそうです。
    これらは白人が来て村が廃村となり、その後、トーテムポールの価値を見いだし、掘り出し、修復した課程を経ていることが多いので、どうしてもボロボロになってしまいます。
    時の重みというか、無地だからこその迫力を感じます。
    日本だったら賽銭箱が置かれていてもおかしくない神々しさです。
    立てることも出来ないモノは横に寝かして展示されています。


    トンガス歴史博物館(Tongass Historical Museum)

    街の中心に建っているので便利です。
    1階だけの展示なので、サッと見て回れます。
    ネイティブの生活用品など新旧取り混ぜて展示されています。
    各部族でデザインが微妙に違うカゴ群。
    細かい編み目がとても美しいです。
    編めるお年寄りがいなかったりして、これらのカゴも絶滅危惧種です。
    これはペルーのナスカ土器みたいですね。
    鮮やかな民芸品の数々。 昔の写真なども展示されています。



遺跡馬鹿−アラスカは遺跡だらけのトップに戻る

遺跡馬鹿トップに戻る