遺跡馬鹿−イギリスの遺跡と博物館


所在地 遺跡名  
ソールズベリ ストーンヘンジ

今から5000年以上も前に建てられ始めた世界的に有名な石柱群。
世界遺産にも指定されているので世界中から観光客が訪れる。
現地に行くと、日本語用解説機を無料で貸し出ししてくれるので、それを耳に当てながら遺跡見学するとより深くこの遺跡を理解することができる。
ソールズベリ エイブベリ

こちらも今から5000年前に造られた環状列石遺跡。
一つの村がすっぽり入るほどの大きさで、地元のひともいちおしするほど。
「パワーストーン」ということでも定評がある。
ロンドン大英博物館調査中
グラストンベリー グラストンベリー大聖堂

円卓の騎士で有名なアーサー王の墓があることでも有名。
イギリス屈指のミステリー・ポイント

写真はアーサー王の墓と言われるところ。
立派なつくりではなく、木の看板に「ここがアーサー王と王妃グィネビアの墓だよ〜ん」と書いてあります。

ベルファスト ジャイアント・リング

写真ではよく分からないと思いますが、巨大な円形を描く土手の中央にこのドルメンが神々しく鎮座しています。
もともと、天井の石は水平だったと思われますが、長い年月の間に今見るように崩れたようです。
石をよく見ると、なでられて黒くなったところがあります。
長い間、人々の信仰の対象だったようです。
ペンザンス Lanyon Quoit

平らに加工された天井石が三つの石に支えられています。
高さは小柄な人が楽に立てるほどです。周囲には井戸のような穴がボコボコ空いていました。
ペンザンス men−an−toi

遠くて分かりにくい写真ですみません。
紀元前3000年から4000年前のもの。
中央の石はドーナツのように穴が空いています。
伝説では、月の夜に穴を9回通り抜けると願い事が叶うそうです。
方位磁石で調べると、3つの石は東西を結ぶライン上にあります。
ペンザンス Chun Quoit

どっしりとした存在感が素晴らしいドルメン。
4つの石で天井石を支えています。
近くにはChun Castleがあります。
ペンザンスChun Castle

周囲84m、壁の高さ2.7m。
青銅器時代の城跡らしいです。
城内の片隅に3段ほどの階段を持つ水汲み場がありました。
写真は城への入り口と城壁の上を撮影しました。
ペンザンスNINE MAIDENS

9つの石が円を描くように配置された遺跡です。石の大きさはマチマチで、写真の石は一番大きなものです。
ペンザンス
(サンクリード)

とても交通が不便。
sancreed村から歩いて1時間。一応道標看板あります。

CARN EUNY ANCIENT VILLAGE

紀元前500年から紀元300年頃の住居跡。
床の形はだるまのようです。その敷地に50センチほど石を積み上げ、あとは日本の竪穴式住居のように、木のようなもので屋根を作っていたらしい。
ここの見所はずばり「謎の地下通路と小部屋」です。
右の写真はその地下通路の様子ですが、大きな石で天井を塞いであるのが分かると思います。
また左下の写真は小部屋をのぞくとこのような感じになっています。
4軒ほどが建っていたようです。

サンクリード村の教会近くには「のろし台」があります。
行ってみると、石がごろごろしている荒れ地にしか見えませんが、土の中には住居遺跡があるそうです。



  遺跡馬鹿−アイルランドの遺跡と博物館


所在地 遺跡名  
ダブリン ニューグレンジ

巨大な墳墓。5000年前に築かれた。
どのような人々が、どのような意図で造ったのかははっきりしていない。
人骨が出土したため墳墓ということになっているが巨大な天文カレンダーではなかったかと言われている。
ダブリン タラの丘

一見するとただの丘だが、アイルランド人にとっては大切な聖地。
今は古墳と石柱を残すのみ。




  遺跡馬鹿−ポルトガルの遺跡と博物館


所在地 遺跡名  
ファティマファティマの教会

1917年5月13日三人の羊飼いの子供の前に聖母マリアが出現したところ。
長い蝋燭をささげて、熱心に祈りをささげる人々。




  遺跡馬鹿−ギリシャの遺跡と博物館


所在地 遺跡名  
アテネアクロポリス

町を見下ろす丘の上にあるので目玉のパルテノン神殿まで上がるのにちょっと疲れました。(貧乏旅行で栄養失調気味が原因)
しかし壮大な神殿群を見た途端、疲れも飛びました。
私が訪れた時、パルテノン神殿は工事中だったので、触ったり、中に入ったりが出来ませんでした。
しかし紀元前432年に完成したパルテノン神殿は白く輝き、ギリシャの太陽が良く似合っていました。
神殿の破風(屋根のつくる平べったい二等辺三角形の部分)の一部をイギリスの大英博物館でみましたが、堂々とした肉体美の神様ばかりで「やっぱりギリシャ」と感心してしまいました。
ギリシャは本当に彫刻が素晴らしく、博物館に行っても肉体美にばかり目がいってしまいます。
クレタ島
イラクリオン
クノッソス神殿

アテネから夜行船でクレタ島へ向かい、その足でクノッソス宮殿の観光に向かうという強行軍でした。
入口でとりあえず英語のガイドブックを購入。とにかく広いのでしっかりしたガイドブックが欲しいところ。
この遺跡が持つ伝説は皆さんもよく知っていることでしょう。「ミノタウロス伝説」です。
確かにガイドブック片手に地下(本当は階下になるのでしょうが)へ降りていくと、もう頭の中は迷路に迷い込んだようになりました。
薄暗い部屋がいくつもあり、ああいう伝説が生まれたのもむべなるかなと思いました。
またモダンな色彩に目を奪われました。まず黒と朱色に塗り分けられている柱。 下が先細りという柱の形にとてもマッチしていて、この建築センスが紀元前1500年ごろにすでにあったというのが不思議でした。
そしてもう一つの目玉。大海原を泳ぐイルカの壁画は是非その場に立って実物(と、いっても本物は博物館ですが)を見て欲しいです。
海と共に生きていたミノア人の心がこちらにも伝わってくるようでした。
クノッソスフェストスクレタ島には多くの遺跡が島のあちこちに存在していて
とりあえず町に近いもう一つの遺跡を巡りたいなと思い選んだのがここです。
クノッソス神殿を見たあとにここを訪れると、ちょっと物足りないかもしれませんが、ここも紀元前7世紀に栄えた都市で、ローマ時代にはクレタ島の首都でもあったところです。

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