遺跡馬鹿−日本の遺跡と博物館 |
所在地 | 遺跡名 | |
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東京 | 江戸城天守閣跡
| 皇居のあるところがかつての江戸城跡というのは誰でも知っているところですが、以外と訪れる人は少ないのでは?。 ちなみに江戸っ子の私もまだ1度しか行ったことがありません。 写真に写っているのは天守閣が建っていた石垣です。 と言っても家康公のものではなく、三代将軍家光が立て直したものです。 この写真では分かりにくいかもしれませんが、使われている石のなかで、白い石は小豆島よりわざわざ運んできたものだそうです。 |
青森 | 三内丸山遺跡 | 縄文時代前期から中期(約5500年前〜4000年前)の遺跡。 大型集落跡からはたくさんの竪穴式住居や大型縦穴住居跡、堀立柱建物跡や大量の土器のかけら、そして墓が発掘されました。 現地で目につくのはやはり楼閣でしょうか。 柱穴直径約2m、深さ約2m、間隔がすべて約4.2m、中に直径約1mのクリの柱が入っていました。 復元にあたって考古学者の意見はさまざまで、結局、今見るような見張り台が建てられましたが、私は巨大な柱を建てていたのではないかと思います。 諏訪湖の諏訪大社にある御柱のようなものを想像して下さい。 神のよりしろとしての機能を果たしていたのではないでしょうか? |
青森 | イエス・キリストの墓 |
「新郷戸来へらい村」にイエス・キリストの墓があります。ウソじゃないですよ(笑) 現地には記念館も建っていて、村に伝わる伝承を分かりやすく解説してくれます。 謎の踊り「ナニャドラヤ」のテープも売ってます。 |
秋田鹿角 | 大湯環状列石 |
「ストーンサークル」と言えばイギリスを思い出す人も多いと思いますが、日本にもあるのです。 現在、野中堂と万座のストーンサークルが公開されています。 昔はUFO基地説も飛び出しましたが、今は祭祀場を兼ねた共同墓地というところで落ち着いてます。(土中の脂肪酸が検出されたため) 両方、柵があって近寄れませんが、大きな川原石がごろごろと並ぶさまは壮観です。 すぐ近くにはピラミッドではないかと噂される「黒又山」もあり、なかなかのミステリー・スポットとなっています。 |
盛岡 | 五百羅漢(報恩寺) | 1731年に南部利視の命で立てられた寺ですが、不思議なことにズラ〜っと並んだ五百羅漢の中になぜか「東方見聞録」の執筆者「マルコポーロ」とジンギスカンの名を持つ「フビライ・ハン」が紛れ込んでいます。 ← ブビライハン ←マルコ・ポーロ |
盛岡 | 三ツ石神社 | 岩手山が噴火したときに飛んできたと言われている高さ約6m、周囲約9mの3個の大石が境内にドンと鎮座しています。 この大石にはなんと「鬼の手形」が残っているそうです。 伝説では、「その昔、羅刹と呼ばれる鬼がいて里を荒らしまわっていました。 困り果てた村人たちは この三ツ石神社に鬼退治を祈願しました。 祈りが通じたのか、鬼はとらえられ、もう、二度とこの地へやってこないという証文の代わりに岩に手形を残させた」ということです。 |
東京都上野 | 東京国立博物館 | 日本を代表する博物館。建物も素晴らしいです。 教科書で見た品々を直接見学できるのがやはり嬉しいですね。 ここの目玉はおみやげコーナーです。意外に広い場所を使って個性的なおみやげを売ってます。外人を意識しているせいか、笑っちゃうものもありますが、是非、足を運んでみて下さい。 |
埼玉県行田 | 稲荷山古墳 | 「さきたま風土記の丘」として整備されている「埼玉古墳群」は、本当にぽこぽこと古墳が顔を出していて興味深いところです。 ここの見所は、金文字の浮き出た「鉄剣」が出土した稲荷山古墳です。 まあ古墳自体は普通ですが、この鉄剣が素晴らしいです。歴史的価値はとっても高いです。 「獲加多支鹵大王わかたける」という一発では出ない感じが並ぶこの人物、雄略天皇を指す説もあります。 ただ交通が不便。 |
長野県茅野 | 尖石遺跡 | 諸星大二郎の「暗黒神話」を読んだ人は必ず訪れるという、超有名スポット(笑)。遺跡自体は復元家屋があるくらいですが、隣接する尖石考古館は縄文土器の名品が並び、目玉としてはヘビの取っ手がついた土器や縄文ヴィーナスと呼ばれる土偶などです。 |
静岡 | 登呂遺跡 | 約2000年前の弥生時代の農耕文化遺跡。教科書にも載っている代表的な弥生集落跡。 私が初めて復元された竪穴式住居に入ったのもここ。 小学生の頃はここに来ることが憧れでした。 最近は遺跡もお金になると知った各自治体がいろいろなところで復元住居を建ててますが、やはり九州の吉野ヶ里遺跡に押され気味。 |
奈良県明日香村 | 明日香資料館 | 庭に明日香の石造物が並ぶ、ちょっと嬉しい資料館です。 ちょっと場所が離れていますが、是非、行ってみて下さい。 |
奈良県明日香村 | 亀石 | 諸星大二郎の「暗黒神話」に「玄武」として登場します。 「なんのためにこんなものを…」と誰しも考え込むことでしょう。 私の説は「この下に財宝が埋まっている!」。 ユーモラスな表情が気になりますね。 |
奈良県明日香村 | 石舞台古墳 | 明日香村のはずれにある古墳ですが、「蘇我馬子」の墓とも言われています。 日本には巨石文化がないとお嘆きの諸兄に勧めたい場所です。 また巨石に接していないと体に異常がでる巨石好きな方にもお薦めです。 厚ぼったい石がドカドカと積まれているのも好感持てます。 残念ながら石棺はありません。 |
奈良県明日香村 | 高松塚古墳 | 壁画が有名な古墳ですが、直接中に入ることができません。 しかし、レプリカを隣接する「高松塚壁画館」で見ることができます。 |
奈良県斑鳩町 | 藤ノ木古墳 | 古墳時代末期の円墳です。 棺の中が朱で真っ赤になっていた写真が印象的でした。 その後、近所の学生が棺を壊して中の遺物を盗んだ事件がありましたが、「でかいことをして目立ちたかった」みたいな動機が、非常に不愉快に感じました。 その時の犯人は今、どうしてるのかな。 |
兵庫県高砂市 | 石の宝殿 | 生石(おおしこ)神社にある、巨石。 しずのいわや(鎮方石室)または浮き石と呼ばれています。 巨大な石がまるで水面に浮いているような錯覚を起こさせるため、わざと根のところを削り取ってあります。 ご神体のため、長い間、人の手が入っていないので、頂上部には木が根付いています。 そのため、全体像を把握することは困難です。 仙台塩釜神社の塩釜、宮崎県霧島神社の天逆鉾 (あまのさかほこ)とならんで日本三奇の一つに数えられています。 松本清張氏は「ペルセポリスから飛鳥へ」の著書のなかでこの石をゾロアスター教徒が造った拝火用祭壇の跡ではないかという説を述べています。 |